2年も前の話になるが、プロジェクターをVPL-HW60からVPL-VW255に買い替えた。
VPL-VW245は18Gbps伝送が通らないので、対応を待っていた。
2017年には18Gbps伝送に対応していたVPL-VW745は既に発売されていた。
西川善司氏が導入されていたが、VPL-VW245の3倍とあまりに高かった。
VPL-VW245の後継機種である、VPL-VW255が発売され、値段が下がるのを待って購入した。現在、私が購入した金額よりも高くなっている。
VPL-VW245の後継機種であるVPL-VW275(現行機種)は更に値段が10万円アップした。
○リアル4Kの威力
2Kソースでもリアル4Kパネルの威力を体感できる。
2Kソースでは背景が「平板な絵」のようになってしまうが、4Kソースともなると、背景がスコーンと抜けた感じになる。
但し、プレイヤーがSonyのUBP-X800M2なので、アップスケールの絵が比較的平板なのも原因であろう。
PS5でアップスケ-リングすると情報量が多いようだ。
○フレーム補間性能
Sonyを選択する理由にフレーム補間性能が挙げられる。AMDで言う所のMotion Fluidである。
フレーム補間性能の向上はVPL-HW60からVPL-VW255に買い替えた結果得られた、思わぬ副産物であった。
VPL-VW255の方がリンギングノイズなどが明らかに少ない。「スムージング強」での常用が可能である。
VPL-HW60では「スムージング弱」に留めておく必要がある。
○筐体の大きさ
VPL-VW255はVPL-HW60よりもかなり大きい。
設置場所に留意する必要があるだろう。
○VPL-VW255のプラレンズ問題
VPL-VW255は1枚プラスチックレンズが使われている。
複雑な成形が可能なので、レンズ枚数が減らせてコストダウンできる。
投影倍率の引き上げにも寄与していると考えられる。
しかし、このプラレンズは室温が低いとピントずれを引き起こす。
私はあまり気にしない。
一度ピントを合わせて、冬場の室温が低い時に僅かにピントがずれてもそのまま使っている。
室温が上がるとピントは補正されるし、春になってまたピント合わせするのも面倒なのであるw
○次の展開は?
個人的にはVPL-VW255で行けるだけ行くつもりであった。
VPL-VW275は多分、フレーム補間などのソフトウェア部分で良くなっているのかもしれないが、買い換える必要はないと判断した。
上位機種のVPL-VW575のオートアイリスはコントラスト引き上げのメリットはるのもの、デメリットもあるので、考えものである。
しかし、ここにきてJVCが疑似8Kでレーザー光源搭載機を発売してきた。
JVCもフレーム補間性能においてSonyに追いついたとされている。
DLA-V70R が狙い目だと思ったが、VPL-VW255と比較して投影画面に対して投影距離が伸びてしまう。
つまり、現在のVPL-VW255と同じ場所に設営をすると投影画面が小さくなってしまう。
それだけは避けたい。
最上位機種のDLA-V90RはVPL-VW255と投影距離はほぼ同じである。
但し、VPL-VW255は前面排気だが、DLA-V90Rは後面吸気・前面排気(12/18訂正)のようである。
現在、VPL-VW255を壁に押し付けるように設置しているので、DLA-V90Rを設置した場合には奥行きの差で投影映像の大きさに差がでるかもしれない。DLA-V90Rの方が奥行きあるようなので、少し画面が小さくなるだろう。
DLA-V90Rに搭載されている100mm級オールガラスレンズは伊達ではない。
高い解像度と画面隅のピントの保持のみならず、短距離投影を実現している。
しかし、値段も250万円クラスということで、さすがに買えない。
3年後に半額位で後継機種が発売されるといいなぁwww