画像は4K BS

 

 実家の親が使っているレコーダーが電源のオンオフが挙動不審なので、テレビ諸共買い替えということになり、私は値段が下がってきているLGの55NANO95JNAを選択してあげた。
特に8Kである必要はないのだが、私が8Kとはなんぞや?ということで、推奨した。
65インチ以上だと仏壇を動かす必要があるので、55インチとあまり画面が大きすぎないもポイントだった。

 8KはSharpも販売しているがLGに言わせるとSharpの8Kは疑似だという。画素が足りていないのだそうだ。LGのはリアル8Kなのか不明だが、まぁ、「他社とは違うのだよ他社とは」と言うのだから、Sharpよりは画素が多いのだろう。

 設置して、脚の端を留めるようにキャビネット4箇所ネジを打ち込んだ。加えて一箇所の脚を針金で跨いで留めるようにしてネジを打ち込んだ。

 BS/CSアンテナは「電源供給ON」にしないと受信できない。4Kチャンネルは加えてトランスポンダーを指定しないと受信できない。BS7というトランスポンダーで受信できた。とりあえず映れば良いのであまり深く追求しない。

 チャンネル操作は4K放送ではもっさりしている。地上波やBSではそれなりにキビキビ動く。
4Kは番組表がなかなか出てこない。
放送はやっているのだが、番組表が出てこないチャンネルがある。
理由は分からない。
現在使っているBSアンテナでは利得(ゲイン)が不足しているのかもしれない。

○映像
 画像設定はAIをオンにして「ブライト」にしている。輝度は十分である。
往々にして画素が増えると輝度が下がる傾向があるが、8Kなのだが、輝度が十分に確保されている。
 映像ソースによって映像処理を変えているようで、HDRソースの場合は左上にHDRと一時的に表示されたりもする。
 地デジもそこそこきれいに映る。細かいところは潰れて描写されてしまうが、ノイジーな感じに見えないように抑えている。
 4Kソースだと地デジや2KのBSよりもかなり綺麗であり、情報量の多さから奥行きを感じ、被写体が少し浮き上がった感じで見える。
 8KソースはNHKの8Kチャンネルが見れない?ので不明であるw
なぜ見れないのかはおそらくBSアンテナの問題なのだろう。

○音声
音声にもAIモードなるものがある。ボーカル帯域が強調された感じになる。
画面の後ろに音声の駆動系が仕込んであり、画面自体が振動するという。
であるから、流行の薄型テレビではなく、そこそこ厚みがある。
厚みが有る方が取り回しはしやすい。
全体的に振動するからか、あまり音の発生源を意識することもない。
また、擬似的にサラウンドを作り出しているのも音源を曖昧にしているのかもしれない。
一般的な薄型液晶だと、下から音がでるので、画面との一体感を損ねる。
このLGの画面を振動させて発音させる方法は映像と音声の融合という観点から理にかなっている。

○録画
 WesternDigitalのElenents 12TBをUSB接続したがなぜか2.8TBと認識されている。
理由は分からない。
55NANO95JNA側から一回フォーマットする必要があるのかもしれない。
まぁ、自分が使うわけではないので、とりあえず2.8TBで十分であるw


○総評
ネットワーク機能をまだ試していないが、地デジ・BS・4K BSを見た限りでは映像・音声共に優れている。
しかも、私がAmazonで注文した時は13.5万円だったが、12.9万円とさらに値下がりしており、コスパはかなり高い。

理論的には3200万画素あるわけであり、GeforceGTX3060などで8K出力させてHDMI2.1接続すれば、3200万画素の表示機器となる。
スペック的には一眼レフで撮影した2000万-5000万画素の画像をフルに堪能できるわけである。

パソコンの映像を写すセカンダリーモニターとしても有用ではないかと思う。
しばらくは4K映像モニターとして使い、将来的にはグラフィックカード値下がりしたら、8K出力させて使うことができるのではないか、と私は考えた。

私個人が55NANO95JNAを買うかは今の所は不明だが、更に値下がりするようなら購入も検討したい。