AMDのグラフィックカードには「Fluid Motion Video」という機能がある。

Fluidとは液体の意。

24p 30pの映像をフレーム補完して60pに変換する。

出始めのころ、パソコンショップではデモ映像を流していた。

川の流れる様子をFluid Motionさせて「なめらかな液体ように~」と宣伝していたw

 

下半分がFluid Motion。なめらかなって見やすい。

 

ネット上では「古井戸」などと呼称されてきた。

 

だが、RDNA以降のRADEONではFluid Motion Videoが使えなくなっている。

『現在でこそロークラスやAPUにVEGA採用が残っていてまだFluid Motion Videoは使えますが、AMDは近々ロークラスをRDNAに、それ以上をRDNA2にしてFluid Motion Video無効なRADEONに全面的に切り替える方針。 』

 

良く分からないが、元々Fluid Motionが使えたグラフィック機能があるパソコン上でも動画ソフトで、Fluid Motionが使えなくなっているとの報告。

 

 

フレーム補間をソフトウェアで実現するSmoothVideo Project SVP4は有料となった模様。

 

 

正直、この機能を制限することによってAMDが得られる利点が分からない。

AMD RadeonシリーズはnVidiaのCUDAのような GPU向けの汎用並列コンピューティングプラットフォーム があるわけでもない。

Fluid MotionはAMDの重要な売り機能であるはずだ。

ほとんどのユーザーは映像を見たり、ゲームをしたりしているだけである。

私のように映像を消費するだけの人間にとっては、Fluid Motionは特に有用である。

Fluid Motionで60pにてTVに流し込めば、更にTV側で120pにしてくれる。

多段でフレーム補間を効かせることができる。

 

最も製作側では映画館と同じく24pで見てくれ、という要望もある。

フルモーションになると映像がドラマっぽくなってチープに見えるという評価もある。

ところが、アニメーションはFluid Motionを強く受ける。

あまりデメリットはない。

アニメオタクにとってはかなり有用な機能なのだ。

RDNAではない、現行のAMDにはFluid Motionが使えるという「価値」がある。

Ryzen 5700G なんかオスススメだと思う。

TSMC側が2割の値上げを打診してきている上に、円安であり、物価高局面である。

今こそAMDチップ搭載パソコンは買い時だ!と考えることもできる?