【コーヒーマイスター試験対策レポート】SCAJコーヒーマイスター試験を受けてきました
■コーヒーマイスターの試験を受けに、神戸まで行って参りました。昨今のコーヒーブームも影響してか、毎年受験者は増加しているとのこと。需要もあって、人気の資格ですが、問題が。。。 ■受験料が約4万円と馬鹿高く、再受験にも1万ほどかかるんです。そして、割と新しい試験というものもあって、対策の情報が少ないです。 周りにマイスターに合格した方がいらっしゃるのであれば、その方にアドバイスを頂くことが手っ取り早いです。 ■ですが、地方の方や、コーヒー業界ではない方にとっては、ほとんど情報がない試験やと思います。 ■僕は業界者ですが、 マイスターが知り合いにいなかったので、 試験対策や合格ラインなどを自分調べなくちゃいけなく、 また問題が予想できないので、単独で乗り込んでいると割と大変でした。■費用も高く、一発で合格したい人が大半やと思いますので、 自分の教訓も含め、マイスター試験のことをまとめてみたいと思います。 1. そもそもコーヒーマイスターとはコーヒーに対するより深い知識と基本技術の習得をベースとして、お客様へ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)のことで、 わが国では初めての認定資格となります。日本スペシャルティコーヒー協会が主催する「コーヒーマイスター養成講座*」を修了し、認定試験に合格すると、コーヒーマイスターとして認定されます。 SCAJホームページより2. 現在の取得状況■コーヒーマイスターの資格を取得されている方は、 日本全国で3,306 名だそうです。(平成26年12月現在)業種・地域さまざまな方が取得されていて、 業界の方も一般のコーヒー好きの方も受講されるみたいです。 ■冒頭でも申し上げましたが、 なんといっても受講料が、39,420円と高い。 主要都市の方はいいですが、地方の方は交通費もかかります。 ■受講料を支払うと、画像のものが送られてきます。 テキスト代、実技講習料、教材費、カッピングスプーン、消費税 含む 実技講習会・認定試験への交通費・宿泊費等は各自ご負担いただきます。 3. 実際の試験内容▼試験時間は1時間 ▼100問の筆記試験 ▼3択や4択等の選択式の試験ではなく記述式の試験▼マークシートではありませんので、鉛筆を転がして解答番号を決めるなんて技は通用しません。▼漢字の間違いは不正解なので、わからなければ平仮名で記載した方がよい ▼70点以上が合格 4. 僕が実際に行ったテスト対策■学生だと、勉強に多くの時間を割り当てることができますが、 社会人となると仕事をしながらなので、時間管理が大切ですよね。 ■僕は、計画をたてて実行していくタイプなので、 いつものようにエクセルで計画をたてて勉強していきました。ただ、マイスター受講前に、コーヒー関連の本をたくさん読んでおり、まったくコーヒーの知識がないという状態ではなかったので、有利ではあったかなと思います。 ◆実際にやったこととしては、 一度マイスターのテキストを流し読みし、 2週間くらいで、巻末の問題集を3周くらい復習。 100点が出せる状態でテストに臨みました。 5. 試験後の教訓◆当日は、 約200人受験者がおり、予定通り記述式の100問でした。 教訓をひとことで言うとすれば、巻末の一問一答(約200問)を覚えただけで合格できるけど、満点はむずかしい。◆しかしながら、 丸暗記している人は間違えてしまうような罠がちらほらありました。 ■例えば、正誤を答える問題において ▼ブラジルのコーヒーの栽培で、霜害対策ため、栽培地を南下している、これは正しいか、間違いかという問題。 普通に考えると、南が暖かいと思いがちで○としたいところですが、ブラジルは産地は南半球にあるので、北上が正しい。▼水の硬度の式。 水の硬度はカルシウム(イオン)とマグネシウム(イオン)の含有量で決まります。 教科書では、 水の硬度=(カルシウムイオンの量x2.5)+(マグネシウムイオンの量x4.1) と描いてあるところ、 当日の試験では、 水の硬度=(マグネシウムイオンの量x2.5)+(カルシウムイオンの量x4.1) となっていたり、 ■罠ではありませんが、甘く見ている人を落とすため(?) 問題集には載っていなかった食器の話やミネラルウォーターとナチュラルウォーターの違いなども出題されていました。 ◆テストでこわいのが、本番でのド忘れですよね。 それを防ぐためには、答えの根拠を自分で組み立てられること。 答えがあって、その理油を言葉で説明できる状態にしておけば、 テキストと異なる問われ方をされても対応できるのと思います。 ◆どんな試験でも同じことがいえるのでしょうが、 あまく見ているとやられるよっていう試験でした。 ちなみに、 どんな風に計画を立てて勉強していったのか 大事だと思うコツなどを振り返ってみたので、よかったら参考にしてください。40時間でコーヒーマイスターに合格する5つのコツ 【関連記事】▼【おすすめのコーヒー資格】日本で一番歴史のある、コーヒーインストラクター ▼【リトリートレポート】焙煎素人がSCAJリトリート合宿に参加する3つのメリット ▼【なかなか感激しました!】UCCコーヒー博物館 3つの魅力 ▼【セミナーレポート】スターバックスリザーブ コーヒーセミナーに参加してきました この記事のカテゴリー:「コーヒーの記事一覧」へ ブログトップへ 【編集後記】■200人も試験者がいる会場の緊張感は久しぶりだったので、 なんだか新鮮で、浪人時代を思い出しました。 今思えば、よくもまあ朝7時くらいから21時くらいまで勉強できたもんです。 ■社会人になると、自由に使える時間の確保が難しいです。 こういった勉強に限らず、何かを達成するには、 優先順位をしっかり決めて取り組まないと中途半端になりやすいです。 ■それにしてもSCAJさん、 よい商売されてますね。 だれもが成長したいと思いますし、資格というものは客観的な指標になりますので、多くのかたが取りたいと思うモノですからね。 さすがです。本日も貴重な時間を使ってお読みいただきありがとうございました♪明日も素敵なコーヒーライフをお楽しみください :p ノリ