前回の続きになります





診察室に入ると


今日はひとりで来たんですね?

家族の人はいないんですね?

と看護師さんからの確認


はいと私


その後、先生からの説明が始まる



子宮体癌であること


恐らくだが自分の見立てでは

初期であると思う

と言われ少しホッとする



ただこの後深刻な話になる


まずは分化度が低分化なので

悪性度が高いと言う説明


次に

組織型が漿液性癌である可能性が高いと

言われ


漿液性癌の説明


顔つきが悪い、高リスク、

進行が早く、転移再発しやすい、

稀な癌であること

予後不良とも


手術後必ず化学療法が必要だから

うちの病院では治療出来ないからと

大学病院を紹介される。



いろんな聞き慣れない言葉が

出てきて頭が真っ白になり

途中からよく覚えていない



先生の話が終わり事務手続きの説明を

してくれている時に看護師さんが

大丈夫ですか?

先生の話し方がキツくてごめんなさい

と気遣ってくれた。


ショックだったしキツかったはずだけど

不思議と涙は出なかった。



大学病院での診察を翌週に

予約して貰い紹介状等を受取り

総合病院を後にした。



その時の私は、

家に帰って「漿液性癌」を調べたくて

ウズウズしていたのである。


この日以来私は「漿液性癌」の検索魔に

なるのである




でも


結局は4月に大学病院にて

子宮、卵巣、卵管摘出手術

➕リンパ節郭清を行いその後の

病理検査の結果で


漿液性癌ではなく

類内膜癌G3(グレード3)となる


ただこの時

主治医からは悪性度が高く顔つきの悪い

タイプに変わりはないから今後の

治療方針に変わりはないと言われた。


そして5月から6クールの抗がん剤治療

(TC療法)を受けて

9月末に終了し現在の経過観察に至る



約7時間かかった開腹手術だったので

おへその上からおへそを迂回して

20センチほどの傷あとが残った。




とりあえず急ぎ足で告知と

その前後を振り返ってみました。


あれから1年経ったんだなぁ

とつくづく実感し


あの時は絶望感しかなかったなぁ

とか思い出してました。


今も病気のことを考えない日は

ないけどそれでも今は1年前とは違って

前向きになることができています


ここでみなさんのブログと出会って

共感したり感心したり励みになったり

たくさんの力と勇気をもらって

どれだけ救われたかわかりません


私にはかけがえのない存在です


本当に感謝しかありません

ありがとうございます



次回からジャンル変更する予定ですが

これからもよろしくお願いいたします飛び出すハート