フレンズオンアイスの終焉とともに夏の終わりを実感する、それが恒例になってから数年が経つ。
そして、今年もまた夏が終わった。
大輔氏がいないフレンズオンアイスは寂しさを拭いきれないままに過ぎた。
だが、同じ思いを抱える仲間達と飲み、語り、笑い、寂しさもやわらぐ。
有難い事である。
ここに来たのはSOI以来だったようだ。
その間も色々あったな~と思い返す。
思い返していて気付いた事がある、というより常々感じていたこと、という方が正しいのかもしれないけれど。
現役時代は、ある程度「次」が見えていた。
ファンも目標や予定を立てて大輔氏と共にあろうとしていた。
けれど、引退してからは「次」が見えず、悶々と寂しさを抱えて過ごす日々になるだろうと覚悟が必要だったように思う。
けれど、大輔氏はファンの心を知ってか知らずか、心の中の寂しさが満タンになる前に何かを発信してくれるのだ。
正に絶妙のタイミングで。
本だったり動画だったり色々だが、大輔氏からの「何か」を受け取れたなら、ファンはまた待てる、寂しさに潰れずにすむのである。
先日のお台場でのトークショーもその一つ。
万象繰り合わせて行ってきた。
フレンズへの出演が絶望的な状況の中でのトークショー、大輔氏の声を直接聞いて今の彼を知る機会を与えてくれたのだ。
その中で皆が待ち望んでいた言葉を発するのだから「またしてもやられた」感。
そして、フレンズ。
頑固な大輔氏の事である、「出ない」と言ったからには「出ない」だろうと覚悟の上で向かおうとしていたファンも多かったのではないだろうか。
「次はいつ氷上の大ちゃんに会えるの?」
切ない思いでフレンズまでの日々を過ごしていた最中に「クリスマスオンアイス」のアナウンスである。
何とも小憎らしいほどのタイミングではないか。
生きて行く上で何事においても「タイミング」は重要だ。
タイミングを誤まると成せるものも成せずに終わることは多々ある。
だが大輔氏はタイミングを見極める才も天才的と言わざるをえない。
本人が自覚している、いないに関わらず「タイミング」を外さないのだ。
この先、何を成すにしても「タイミングの妙」を手に入れている彼は、きっと大きく更に成長していくのだろう。
楽しみで仕方ない。
どれだけ待たされても良い、大輔氏が思うままに持っている全ての「妙」を駆使して進んでほしい、そう思うのである。
とりあえず、今、ファンがすべき事はXOIのチケットを手に入れる、それに尽きるのかもしれない。
一人でも多くのファンの皆様と会場でお会い出来るように願うばかり。
でも・・・
チケットの前にしなければならない事がもう一つ。
仕事を休ませてもらえるか否か、だ。
大輔氏にあやかり「タイミングの妙」で乗り切りたいと思っている。