前の話はこちら→第８話「タイセツな場所」
明音「友輝くん手治ったの？」
友輝「おかげさまで一応ね」
明音「よかったぁ」
つぐみ「ねえねえ、明日からゴールデンウィークだよね」
美知留「ゴールデンウィークといいながら4日間しかないけどねー」
七星「今回は日曜日と重なってますからね～」
友輝「俺は最近疲れてるからゆっくり休もうっと」
奈央「私も～」
七星「奈央ちゃんはいつもですよね」
明音「あ、あのさ…」
友輝「ん？」
明音「この前の昭和の日のときに言ったこと覚えてる？」
友輝「えっと…なんだっけ？」
モノクローム「デートの話です」
友輝「あ、その話か」
モノクローム「100年分のメモリがあるのでそれまでのことならなんでも聞いてください」
明音「デ、デートってわけじゃ…」
友輝「いいよ。行こう、デート」
明音「ほんと！？」
美知留「おっとぉ？」
明音「じゃあ明日時間ある！？」
友輝「大丈夫だよ」
明音「じゃあ…！」
友輝「あ、ストップストップ！それ以降は二人で後で決めよう」
モノクローム「ここで言うと機密情報が漏れる可能性が高いです」
明音「あ、そっか。えへへ…。じゃあまた後で！」
友輝「うん」
そのとき、友輝の携帯のアプリの着信音が鳴る
友輝「ん？あ、風町さんだ」
明音「風町さんってにゅーろん☆くりぃむそふとの？」
友輝「そうだよ」
モノクローム「『にゅーろん☆くりぃむそふと』では長いので『にゅー☆くり』と略すことを推奨します」
友輝「それは困るよ」
明音「ふふっ」
友輝「失礼しまーす」
陽歌「あ、高野くん」
凪子「なかなか集まらないな」
陽歌「そうだねー」
友輝「まだ蓬田さんと桃子ちゃん、くるみちゃんは来てないんですか」
凪子「4日にはコンサートがあるっていうのに」
友輝「確かゴールデンウィーク・コンサートですよね」
陽歌「名前そのまんまって感じだよね」
凪子「幾つかの高校が集まってコンサートを開く結構大きなイベントだな」
友輝「確か楽曲は…」
陽歌「楽しきトキメキだよ。でも今回はフルバージョンだよ！」
桃子「すみません！」
くるみ「遅くなりました！」
陽歌「大丈夫だよ、まだ菫ちゃん来てないし」
桃子「良かった～」
凪子「遅かったのは変わらないけどな」
桃子「あやや～」
菫「遅れただがやー！」
凪子「遅れておいて元気に入ってくるな」
菫「まあまあ」
友輝「あはは…」
陽歌「じゃあ早速始めよっか！」
友輝「そうですね」
陽歌「じゃあそういうことで」
凪子「一応明日も集まった方がいいんじゃないか？」
陽歌「そうだね」
友輝「明日ですか…」
菫「どうしただがや？」
友輝「いや、ちょっと…」
桃子「もしかして彼女さんですか？」
友輝「まあね…。ていうか」
くるみ「彼女じゃないから」
友輝「よく言ったよ、くるみちゃん」
凪子「そうだな、青春を謳歌することも大切だしな」
陽歌「明日は私たちだけでもできる調整とかだしね」
友輝「ありがとうございます」
凪子「だがその分今日中にやるべきことはやっとけよ」
友輝「はい！」
友輝「疲れた～。でもこれで明日は楽しめるな」
心実「あ、高野さんも今の帰りなんですか？」
友輝「椎名さん。今まで部活のミーティングがあって」
心実「にゅーろん☆くりぃむそふとさんは確か明後日コンサートに出るんですよね」
友輝「うん。そうだ、椎名さんも良かったら見に来てよ。これ配れって渡されちゃった」
そう言うと友輝はチケットを出した。
心実「私に…ですか？」
友輝「いや、無理ならいいんだよ。でももし時間があるなら来てくれたら嬉しいなって」
心実「あの…行かせていただきます」
友輝「ありがとう！」
心実「はい」
友輝「二年になってから色んなことがあったけど」
友輝「今度のゴールデンウィークはその総集編になりそうだな」
ゴールデンウィークも充実したものになりそうな友輝。初日は明音との初デートだが、果たして。
登場ガール(☆は主役、○は初登場)
☆櫻井明音
春宮つぐみ
戸村美知留
南田七星
見吉奈央
ミス・モノクローム
☆風町陽歌
黒川凪子
朝比奈桃子
江藤くるみ
蓬田菫
☆椎名心実
あとがき
今回は特に内容はないよう。
…申し訳ございませんでした。
ゴールデンウィークは友輝のセリフどおり総集編にするつもりです。
だからといって進展がないわけでもないかもしれませんよ。
時間軸は5月2日です。
引用
次の話はこちら→第１０話「ゴールデンウィーク♪その2」(1/2)