西武HDとサーベラスどっちもどっち
非上場の西武HDに対する同社筆頭株主のサーベラスからのTOBが話題になっています。
報道では、サーベラス側は、同社の企業価値を高めるために、非採算路線の廃止やプロ野球球団の売却も求めているとされています。
報道が事実であるとすれば、プロ野球球団の売却はおくとしても、公共性の高い公共交通機関の廃止を企業価値の向上を理由として求めているサーベラス側には、外資=ハゲタカというイメージもあり、
拒絶反応を覚える方も多いと思います。
一方で、現在の西武HDの経営陣はどのように現在の地位を手に入れたのでしょうか?
すなわち、かつて上場していた西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載問題を理由として、同社株式が
上場廃止になった際に、経営的には特段問題のなかった西武鉄道と実質親会社のコクドを持株会社の
下に整理統合したうえで、サーベラスなどの外部資金を注入することによって、元の堤オーナー一族の持株比率を薄め、みずほコーポレート銀行から送り込まれた後藤社長を中心とした現在の経営陣の体制にしたのです。
つまり、現在の体制を築きあげるためにサーベラスの力を利用したということであり、メインバンクの立場とは利益相反する部分があることも当初から分かっていたはずなのです(少なくともプロの金融マンならば)。
MBOの際に経営陣と資金の出し手との思惑がかならずしも一致しない、同床異夢の関係の一例です。
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
昨年のM&Aにおいて、IN-OUT件数は過去最多更新だったそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFL080LT_Y3A100C1000000/
金額も7兆超えだったようで、比較的OUT-INは少額だったはずですので
多額のマネーが日本から流出したことになります。
この投資が将来の飯のタネにつながるかどうかは、これからにかかっているともいえますが
すでに失敗しかけている案件もあるようにも思います。
為替は円安に動きそうですので、海外投資熱も少し冷静になるかもしれません。
昨年、底打ちの動きが見てとれたIN-IN市場ももちろん注目です。
いずれにせよ、将来のビジネス機会を貪欲に検討していく姿勢は必須だと思います。
こちらのブログは今年もマイペースではありますが、不定期に更新してまいります(笑)。
よろしくお付き合いください。
