ソフトバンクの左キラー・嘉弥真新也投手が、FA加入の近藤に“弟子入り”する。
契約更改交渉に臨み、現状維持の来季年俸1億6000万円でサイン。昨年オフに2年契約を結んでおり、来季が最終年となる。
嘉弥真は日本ハム近藤に対し、通算で25打数12安打の打率4割8分。出塁率は5割3分6厘と苦手にしていた。「甘く行けば打たれるし、ちゃんとした抑え方もあまりしたことがないと思う」と印象を明かし「いい打者だったので、来てくれるのはめちゃくちゃうれしい」と天敵の移籍を喜んだ。
さらに「ぼくとの対戦が多いので、いろいろ『どうやって入っていたか』とか、いい打者から聞けることはなかなかない。勉強したい」と、好打者攻略へのヒントも聞き出すつもり。近藤獲得の好影響は思わぬところにも波及しそうだ。
ソフトバンク又吉克樹投手(32)が15日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。中日から国内フリーエージェント(FA)権を行使した昨年オフに結んだ4年6億円の契約通り、4200万円から1億800万円増の来季年俸1億5000万円でサインした。
移籍1年目の今季は開幕からセットアッパーを務めたが、7月に右足甲を骨折。最終的に31試合の登板で3勝3敗1セーブ、14ホールドの成績だった。チームもシーズン最終戦でリーグ優勝を逃し「優勝したかった。呼んでもらったにもかかわらず、最後までいられなかったことが悔しい。来年、再来年、取って良かったと思ってもらえるような成績を残したい」と心境を語った。
シーズン中に忘れられない出来事があった。故障から約2カ月後の9月に実戦復帰。ウエスタン・リーグに登板した同24日広島戦(タマスタ筑後)でマウンドに上がると、ファンから大きな拍手で迎えられた。「初めてでしたね。マウンドで投げる前から泣きそうになったのは。全力で応援してくれた。今でも思い出して、泣きそうになる。これが来年の活力になると思う。次は自分が泣かせる立場で、来年1年間いられるように頑張ります」と振り返った。
移籍2年目となる来季に向けては「(目標は)最多登板。優勝したときに、一番投げた人間になりたい。それだけいろんなところで投げた証明になる」と役割にこだわらず、チームのために誰よりも腕を振る覚悟を示した。
ソフトバンク柳町達外野手(25)が15日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2100万円増の来季年俸2900万円でサインした。
3年目の今季は自己最多の107試合に出場。本塁打こそなかったが、打率2割7分7厘で栗原や上林が故障で抜けた外野の穴をカバーした。
来季に向けては「143試合フルイニングで出て、打率は3割以上、本塁打を5本以上打てるようにやっていきたい」と意気込み。1月の自主トレは中村晃の下で行ってきたが、このオフは独立して1人で自身を追い込む。「自分1人で考えて、自分のためになるものはなんだろうとやることも大事なのかな。体力面、筋力アップを目標にやりたい」と決意を語った。
今月に婚姻届を提出し、大学時代から交際していた東京出身で同い年の一般女性と結婚したことも発表。「自分1人ではなくなるので、より一層頑張っていきたい」。外野には日本ハムから海外フリーエージェント(FA)権を行使して移籍した近藤も加入し、激しいポジション争いが予想されるが「ぼく自身が極めてやるしかない。他人を意識している余裕はない。自分のやることをしっかりやっていきたい」と一心不乱に自身を磨く。
嘉弥真はブルペンリーダーにもなるでしょうし、チームを引っ張る存在になりました
苦手だった近藤から情報を得て、さらにパワーアップして欲しいです
又吉は順調だっただけに怪我が勿体ないというか、ガラッと状況を変えてしまいましたし
来年は完走すれば、十分な結果と数字はついてくると思います
柳町は後半失速した感じがありますが、中盤を引っ張ってくれた1人ですし
柳町が外野のレギュラーの一角を担うようになると近藤・柳田がDHと併用になり
チームにもプラスになると思うので頑張って欲しいです