ソフトバンク甲斐野央投手(26)が2日、ペイペイドーム内で契約交渉し現状維持の年俸3600万円でサインした。

「個人的にはすごく悔しいシーズンだった。来年は心の底から笑って終わりたい」。V逸が決まった10月2日の今季最終戦(対ロッテ)で逆転を許した後の7回に登板し2四球をきっかけに2失点。「僕が0で抑えてベンチに帰っていたら…。チャンスがあったと思うが四球を出して…。そこが頭に残って」と唇をかんだ。

チームが課題とする「四球撲滅」をまさに自らの最大のテーマとして、5年目のシーズンに挑む覚悟だ。「とにかく練習量を増やして、四球の多さは僕のことだと。改善したい」。屈辱のシーンを脳裏に焼き付け、雪辱の来季とするつもりだ。

 

ソフトバンク田中正義投手(28)が2日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み100万円ダウンの年俸1200万円でサインした。

「ありがたいの一言。来年も野球ができることに感謝しています」。減俸にも7年目のシーズンへ向け感謝の言葉を口にした。

今季は先発ローテ入りが確実視されながら、開幕直前に右肩違和感で離脱。5試合の登板にとどまった。16年ドラフトで5球団が競合した右腕もプロ6年間で未勝利。それでも来季に向けて自信もつかんだ。「6年間、1勝もしていない。でも、プロ野球選手になった以上、リーグV、日本一に心から貢献したという活躍がしたい。自分の足で歩いているような感じがしてきた。着実に1歩1歩、頑張りたい」。

来季の目標は先発ローテ入りし「規定投球回(の投球)を目指して頑張りたい」と意欲を見せた。

 

ソフトバンク佐藤直樹外野手(24)が2日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み現状維持の年俸1400万円で更改した。

3年目の今季は開幕1軍入りを果たし、プロ初安打、初本塁打もマークしたが、48試合出場も代走、守備固めが中心。「プロ初ヒット、初ホームランも打って土台となる年だったが、一番の課題は打撃なのでしっかりやりたい」。秋季宮崎キャンプでは藤本監督も「最も振り込んだのは佐藤直」と評価した。「来年は打撃でチャンスをものにしたい」と、打撃力アップで4年目の飛躍を誓っていた。

 

ソフトバンク渡辺陸捕手(22)が2日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み、250万円アップの年俸850万円でサインした。

4年目の今季は、1軍デビューを飾るなど20試合に出場。初の先発マスクとなった5月28日の広島戦(ペイペイドーム)ではプロ初本塁打を含む2打席連続アーチを放った。長打力のある捕手として期待も大きい。「少ない打席の中で、3本塁打を評価してもらった。1軍の舞台で打てたのは自信になったし、やれるという思いもある。守りの部分を伸ばして、来年は最低でも60試合に出たい」と意気込んだ。

今季は王球団会長に直接打撃アドバイスを求めるなど物おじしない性格。「今日、練習した後、寒かったので」と、交渉の席でドーム内の選手浴室に暖房設備を付けて欲しいとの要求もしていた。

 

甲斐野が一番1軍での実績がありますが、やっぱり最近は安定しないですし

 

他の3選手ももう1つ殻を破ったらというところまで来てます

 

ここからレギュラーを獲る選手は少ないチャンスをしっかりものして

 

安定した成績を残す選手ですが、そこに怪我が重なったり結果を残せなかったりで

 

1軍・レギュラーを勝ち取れないのは、見ている方も歯がゆいですね