ソフトバンク小林珠維内野手(21)が14日、来季から投手と内野手の二刀流に挑戦することを明らかにした。契約交渉に臨み、育成選手として再契約。年俸は現状維持の470万円でサインした。内野手登録のままの予定だが、すでに投手の練習を始めており「もちろん野手の方も練習していますが、今はピッチャーの方を中心にして練習に励んでいます」と明かした。
元々は東海大札幌で主に投手兼外野手でプレーしており、直球の最速は150キロ以上の本格派右腕だった。公式戦での内野出場は一塁手だけだったが、19年ドラフトでソフトバンクから内野手として4位指名を受けた。3年ぶりの投手挑戦に「今の世の中は大谷選手を筆頭に二刀流という言葉が使われるかもしれませんが、僕的には自分が持っている力を出せればという思いでやってます。二刀流と言われるかもしれないけど、自分の可能性を出すためにやっていきます」と話した。
今季の小林はウエスタンリーグで38試合に出場し、打率1割6分、0本塁打、9打点だった。(金額は推定)
ソフトバンク大竹風雅投手(23)が14日、来季育成選手として再契約した。年俸は現状維持の600万円。
21年ドラフト5位で入団したが、今季4月に右肘関節内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)と、内視鏡による右肘関節滑膜ひだ切除術を受けた。1年目はファームでも登板なく、リハビリに励む日々を送った。オンラインで会見に臨み「自分でも納得して(育成再契約の)話を受けました。これからしっかり支配下になれるように頑張っていきます」と気持ちを新たにした。
大竹風は最速150キロの直球に、エース千賀の握りを参考にした落差の大きいものと、大学2年時に習得した最速141キロで小さく沈む2種類のフォークを操る。無限の可能性を秘める右腕が、再スタートを切ることになった。「長期のリハビリですが、1軍にいた選手がリハビリにきて練習している姿を見ると、得るものが大きかったです。そういった意味では良い時間にもなりました」と、ルーキーイヤーを振り返った。(金額は推定)
ソフトバンク木村大成投手(19)が14日、契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸550万円でサインした。
21年ドラフト3位の最速150キロ左腕は「初めてのプロ野球で、バッターのレベルが高いのはもちろんですが、1年間調子よく戦い抜くのは難しいことだなと感じました」と、高卒1年目を振り返った。
今季はウエスタンリーグで6試合に登板し、0勝0敗、防御率6.43だった。8月以降は左肩痛に悩まされたが「1年間けがをしない体づくりをオフシーズンでやっていきます」と気を引き締めた。(金額は推定)
小林は両方やる事でどっちつかずになる可能性もありますが、逆もしかりです
大竹は大きな怪我からの手術ですから、何もやってない感覚だと思いますが
本人も言ってるように1軍の選手と接する機会は大きな財産だと思います
木村は高卒1年目で2軍で投げている事実があるわけですし、ここからだと思います