ソフトバンク中村晃外野手(32)が22日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み、現状維持の年俸2億4000万円プラス出来高でサイン。来季は4年契約の最終年となる。
「うまくいかないことがたくさんあったし、悔しいシーズン。ずっと試合に出させてもらったが、思うような成績を残せなかった」。139試合に出場し打率2割4分5厘。選手会長として最終年に結果を残せず中村晃は悔しさを募らせた。
プロ15年目となる来季は全試合出場&タイトル奪取を目標に掲げた。「優勝して日本一。個人的には全試合に出て何かタイトルを取りたい」。藤本監督は「1番」での起用も視野に入れている。「全員、横一線の競争。アピールして試合に出られるように頑張りたい」と気持ちを引き締めた。(金額は推定)
ソフトバンク石川柊太投手(29)が22日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み4000万円アップの年俸1億2000万円プラス出来高でサインした。
「チームがBクラスに終わった中で、“量”で評価してもらってうれしい」。低迷したチームにあって勝ち星こそ6勝9敗と数字を伸ばせなかったが、28試合に登板し156回1/3とチーム唯一の規定投球回数をクリア。シーズンを通して投げ続けたことを評価された。
今季は開幕投手を務めるなど石川にとっては初体験が重なるシーズンでもあった。「(自身の)負け越しも初めてだし、規定投球回数超えも初めて。Bクラスも初めてだったし、初めて尽くしの1年だった」。育成入団では千賀、甲斐に続く1億円プレーとなった。来季はさらに目標を高く掲げる。「すべてでキャリアハイを目指したい」。2年連続のアップ更改に気持ちを高めた。(金額は推定)
ソフトバンク武田翔太投手(28)が22日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み、今季年俸6000万円から9000万円増の1億5000万円プラス出来高付き、しかも年俸変動制の4年契約を結んだ。来季中にも国内フリーエージェント(FA)権を取得する右腕に、球団はエース級の働きを期待し、異例の大型複数年契約となった
武田は新人だった12年から活躍し、プロ10年間で通算63勝をマーク。だが16年の14勝を最後に2桁勝利からは遠ざかり、ここ5年は本領を発揮できずにいる。それだけに本人も「自分が一番びっくりしています」と、球団の高評価に驚きを隠さなかった。
三笠取締役GMは「この先、主軸の1人として活躍してくれる選手と評価している。年齢もまだ28歳。4年くらいはチームの先発ローテーションを支えてくれる能力がある」とポテンシャルに期待。さらに「来年のFA権取得を見越して、もしFA宣言した場合、どのくらいの市場価値になるかを想定してオファーした。未公開株のようなもの」と話した。実績なども踏まえ、FA宣言すれば争奪戦必至のエース級の価値があると判断したようだ。
武田は今季は開幕ローテーション入りも、12試合の登板で4勝5敗。右手指の故障などで後半戦は登板なしに終わっただけに、大型契約に奮起。「かなり期待してもらっている。最大限の感謝を努力で返したい」と巻き返しへの思いをより一層強めた。エース級の評価に結果で応えてみせる。(金額は推定)
今年は調子の良かった選手がほぼいない状態ですから、中村の数字もましに見えますが
それでも急激な下降線をたどっているので、来年は何とかまだやれるというのを
見せて欲しいですし復活して欲しいですね
石川は内容は悪くないものの、死球と被HRの多さで印象が悪いです
テンポが速く、試合時間も短いですが、それも調子が良いか悪いかのバロメーターですが
今年は中継ぎの不安定さもあって、スムーズにいく試合も多くなかったですね
武田のこの契約は正直言って意味が分からないです
FAに出た時の市場価値といってますが、そもそも今年の結果ではマイナス査定でしょうし
そう考えると1億上乗せが適正な市場価値とは思えないです
球団は主力として期待しているようですが、ここ数年を見てそう考えるのも理解不能です