色々と議論のある球数制限についてですが、個人的には反対です

理由は後述しますが、反対だからと言って筒香の発言のすべてを否定するつもりはありません

特に指導者の姿勢に関しての発言は、むしろ大賛成です

部活といっても勝利至上主義もあれば、楽しくやろうというスタンスもあっていいと思います

それはそこに関わってる監督・生徒が納得していればの話です

勝利至上主義で、真面目にやらない・適当にやっている事に関して叱責する分には問題ないと思いますが

ミスした事を叱責したり罰を与えたりするのが間違っているのだと思います

そして今日、Numberで記事が出ましたがモヤモヤしたものが残りました

タイトルで「高校野球は誰の為にあるのか」と問いたり、野球の事が好きなら考えてほしいと

記事の最初と最後に書いておきながら、内容は球数制限は必要でしょという意見でした

自分の意見をただ言うのであればそれでいいですが、議論をしようと言うのに一方的です


さて、個人的な意見ですが以前に書いたタイブレークの記事を参考にしてもらいたいです

今まで通りに出来るならそれでいいのになとは思っています

しかし怪我防止の為のルール変更なら徹底的に行うべきだと思っています

簡単に言うと肩・ひじなどの健康管理に関しては負担という部分は球数より登板間隔だと思います

ただ普段の練習の仕方・負荷のかけ方に問題があるからこそ怪我につながるダメージがあると思いますし

その選手にあった投球フォームを見つけるという難題が最大の課題だと思います

Numberの記事に高野連の理事会での話しで、部員が20人以下の加盟校が4分の1を占めるとあります

そう書いておきながらベンチメンバーを25人にするとか・・・とダルビッシュのコメントを引用してます

記事の中で矛盾が生じているのはどうかと思います


ダルビッシュは高校で野球を終わりって決めている子は無理をするとも言っています

ここで違う疑問が沸きました、それは野球が出来なくなる怪我から守るのか

日常生活に支障がある怪我から守るのか、どちらの事を言ってるのか?という事です

極端な話、怪我をして野球人生を終えてもいいから投げたいという子がいたらどうするのか?

高校野球は誰の為にあるのか?もしそれが子供の為にあるなら、ここで止めるのが子供の為とは限りません

投げて故障して後悔する人もいれば、代えられてずっと後悔が残る人もいると思います

これまで高校で無理をして投げられなくなった人の中で、どれぐらい投げた事を後悔してるのか・・・

こういう時、筒香やダルビッシュが球数制限に賛成した!と記事なりますが

どんな問題でも、もう一方の声が聞こえて来ない事が往々にあります


球数制限に反対な理由は弱いというか部員数が少ないチームがかなり苦労する事もありますが

一番は、投手に負担をかけさせないようにするなら、変えるのはそこじゃないと思うからです

予選・本戦の連戦の中で負担が増えると思っているなら、全体的な日程を変えるべきです

そこが不可能というか難しいのであれば、次にやる事はイニングの短縮だと思います

ラグビーやサッカーは上位カテゴリーを違って時間を短縮し、バレーなどはセット数を短縮します

そして準決勝・決勝では本来のルールで試合を行います

この事からして、野球に置き換えるとイニング数を短縮するのが妥当だと思います

バレーはそれでもエースが何本をアタックを打ってますし、それで肩・膝の故障が増えれば

野球の球数制限のようにアタック数制限なんてかかるかもしれませんね

球数制限は普通に考えれば部員が多い方がピッチャーを作れますし、そういうチームが勝ちやすくなります

しかしイニングを短縮すると逆に部員が少ないチームにも思わぬチャンスが回ってくるかもしれません

現在のパワーバランスを大きく崩さず、ピッチャーの負担を減らすには日程・イニング短縮だと思います


でもルールより、監督と選手とのコミュニケーションがちゃんと取れれば

チームの勝敗とは別に、痛い時に痛いと言えて、プロ目指す子には無理をさせずに

野球終える子には思い切りやらせる事が出来、結果的に満足出来る部活動になると思います