続いては田浦文丸 身長170cm 体重75kg 左投左打 福岡県大野城市出身
小学校1年で軟式野球を始め、中学時代は糸島ボーイズに所属し2年時にジャイアンツ杯準優勝を経験
熊本の秀岳館に進学すると1年時から控え投手としてベンチ入りし、秋には主にリリーフとして5試合に登板
2年春の選抜もリリーフで2試合に登板し、共にイニング数を超える奪三振をマーク
2年夏は県予選5試合すべてに登板し、準決勝・決勝で9イニングを投げ15年ぶりの優勝に貢献すると
夏の甲子園でも3試合に登板し初戦で勝利投手となる
2年秋にチェンジアップを習得するとエースの座をつかみ、九州大会ベスト4で甲子園出場に貢献
九州大会初戦では7回ながら被安打1、17奪三振の完封勝利を収める
3年春の選抜はエースナンバーで迎え、川端と共に2枚看板で3季連続ベスト4に貢献
続く夏も全5試合に登板し14イニング無失点で甲子園出場を決める
しかし甲子園では足をつるアクシデントもあり2回戦で敗退
それでもU-18W杯に日本代表で出場すると全9試合中6試合に登板し先発した韓国戦で失点5自責点2と
打ち込まれるも、リリーフ5試合では12回1/3で無失点、27奪三振を奪いリリーフでベストナインに選出
小柄ながら最速148キロをマークするストレートと縦横のスライダー、チェンジアップ・カーブをあやつる
投げっぷりの良いストレートは常時130中盤から140キロ前後ながら、ブレーキの利いたチェンジアップとの
組み合わせで最大の武器になり、左右に関係なくスライダー・チェンジアップを投げられるのも強み
W杯での好投で一気に評価が上がった形ながら、本人は日本人バッターと外国人バッターの違いを持ち出し
チェンジアップがプロで通用するという甘い考えは無く、対左のワンシーム、対右のカットに挑戦中
フォームの微調整や制球力の向上など課題もありますが、左というだけでチャンスはありそうです
後はホークスとして先発で使うのか中継ぎで使うのかという部分で1軍出場の速さに変化はありそうです