日本シリーズも終わり、いよいよストーブリーグに突入となりました

2球団以外は日本シリーズ前にシーズンを終了しているのでドラフトの話題で盛り上がるのは分かります

そしてドラフト指名の予想や採点の「遊び」は当然の行為だと思います

ですが、野球ファンを続けてきて色々な意見を吸収してきた結果なのか、ふと疑問に思いました

ドラフト終了後から色々な人が採点をしていますが、正直ドラフトの成功・失敗って何なんでしょうか?

基本的にその年の目玉選手の交渉権を取ると評価が上がりますし

球団のウィークポイントのポジションの選手を獲れないと評価が下がります

どの選手が育つかなんて分からないですし、そこで評価するのは仕方ないとは思いますが

今年の事で言うと、巨人の捕手指名が多いのを意味が分からないと言い

今年下位に沈んだ中日が即戦力候補を獲らなかったと低評価になったりしてました

ドラフトって監督の意向もあるでしょうが、球団の方針が反映されていると思います

たとえば、中日は世代交代の時期でこれからじっくり育てていこうと高校生中心に獲ったかもしれません

ファンあってのプロ野球ですし、成績度外視で補強をしないというのはダメかもしれませんが

そういう方針の中で欲しい選手を指名する事が出来たら、即戦力を獲る事が無く来年も下位に沈んでも

それは失敗という事にはならないと思いますし、むしろ成功だと思います

巨人の件も周りから見れば異常なのは否定しませんが、そこには間違いなく意図があるわけです

この指名した選手に実力があるかないか、活躍するかしないかはその時点で関係ないと思います

ウィークポイントをカバーするという点でも、たとえば中継ぎに不安があるチームが

そういう適正のある投手を獲らずに野手の指名を多くしたら、おそらく低評価になるでしょう

でも、その中継ぎの部分をFAで補強したり外国人で補強する方針ならば

その球団としては即戦力の中継ぎ候補を指名しない事は失敗でもなんでもありません

新外国人が結果を残すか残さないかは、また別問題だと思います

各球団でそれぞれの選手の評価も違うでしょうし、今思えば採点なんて無意味ですよね

1つのショーとして評価してるのは分かってはいますが、上に書いた球団の思惑を無視して採点してるのは

ここ数年違和感しかありませんし、何言ってるんだろうなって思います

ドラフト指名から、逆に球団がどういう考えを持っているのかを考察するのも楽しいと思うんですけどね