今年も色々あって、野球に関して思う事があるので書こうと思います

別に同意は求めません、むしろ反対意見も多々あるはずですからね


先日、来春の甲子園からタイブレーク導入というニュースが出ました

個人的には反対ですが、その理由のひとつは健康管理に配慮してという部分です

タイブレークの導入は延長13回からとなってますし、そもそも延長は15回までですし効果があるのか・・・

10回からやらないのはタイブレークをもろ手をあげて賛成してないからでしょうね

出来る事ならこれまでと同じく、いわゆる自力で決めてもらいたいと思っているのだと思います

ただ、本当に選手の事を考えるなら10回からやるべきで、中途半端な配慮は排除した方がいいと思います

そして、この制度が導入に傾いた大きな要因として、今夏の2試合連続延長15回引き分け試合です

史上初の出来事により、一気に選手への負担を考えるようになりましたが

そもそも、勝ち抜き方式のトーナメント戦で引き分けがある事が問題なのです

これを高野連や関係者、そしてファンがもっと早く気づき議論すべきだったと思います

延長18回から15回へ短縮し、そして今度は13回からタイブレークとなりました

いつもルールが変更される時は、今回のように選手への負担が顕著に現れた時に行われます

もちろん、選手への負担は大きなものになりますが、それ以上に運営側が日程に苦慮してるが分かります

大会期間がありますから、その中で収めるようにするのは分かりますが

その為にルールを変えると言えば反発も強いでしょうし、言い訳としてタイブレークを持ってきてるのが

個人的には納得がいかないですし、プレーする選手を1番に考えてないですよね

最近ではベスト4をかける4試合の日が、2試合ずつに分けたり、準決勝前に休養日を入れたりしましたが

雨で中止になったり、こういう引き分けでイレギュラーな日程になると、その決まりが消える事もあります

選手の負担や怪我の予防を考えるなら、日程にもっと余裕を持たせる事が重要だと思います

プロとは違い、どの試合も同じピッチャーが投げる事が圧倒的に多いですからね

その為には甲子園を今より長く借りる事になりますが、それを阪神が了承してくれるかというところです

選手は夏の暑い中、甲子園ではなく京セラでやるメリットはあるかもしれませんが

一方で営業面的に甲子園での試合が今より減るのは痛いでしょうね

あるいは、同じ大会期間でも甲子園以外の球場も使って日程に余裕を持たせる事も考えられます

これに関しては色々困難な問題もあるでしょうし、反発もあるとは思います

しかし高校サッカーも国立でやるのは準決勝から、ラグビーも花園だけで試合はやっていません

本当に選手の負担を軽くしようと考えるなら、これぐらいの変化が必要だと思います

これまでの変化はこれまでの伝統を守ろうとする余りに中途半端なものになり反発が多いのだと思います

全員がプロを目指してやっているわけでもないですし、一律に制限をかけるのは難しいです

球数制限は部員が少ない学校は不利だという事で立ち消えましたが、強制的でないならいいはずです

直接的な効果は無いかもしれませんが、ベンチ入りメンバーを増やすのも1つの手だと思います

極端に言えば、どこでやろうがいつやろうが、9イニングを、1チーム何人だろうが試合中は9人で守る

野球の本質を変えずに、選手の怪我防止を成す方法を模索するべきだと思います

決まった枠組みの中でどうにかしようなんて、それには限度がありますからね