日本シリーズも終わり、残りはコンベンションだけとなりましたし振り返りたいと思います
シーズン終了からホークスの敗因の記事が色々出ていましたが、主な理由は2つでした
1つはイデホの穴が埋められなかった、もう1つは怪我人の影響があったという事でした
しかし、イデホがいないながらもオールスター前に貯金を30作っている訳ですからね・・・
さらに怪我人といっても上で書いたように前半は影響は出ていませんし、柳田がいなくなった
終盤もチーム成績をしては盛り返していますから、どれも直接的な理由ではないと思いま
成績の悪い選手のせいにするのもいいかもしれませんが、積み重ねた勝敗は誰かのミスであり
同時に誰かの活躍によって得たものですから・・・期待に応えてくれなかったというのとは別ものだと思います
確かに誰かの不調でチーム全体が低調になる事もありますが、結局それは他の選手が活躍すれば済む話で
代わりの選手が穴を埋められなかったらですから、決して不調に陥った選手だけの責任では無いと思います
では何が理由なのかと聞かれたら、個人的には監督が守りに入ったからだと思います
工藤監督は就任直後に残してきた実績があるから選手は横一線ではないといいました
この発言を聞いた時は正直な人だなと思ったのと同時に、何かやってくれそうだなと思いました
しかし今年はその発言そのままに怪我が治ってない長谷川を使い続け、吉村も起用し続けました
野手も中継ぎも誰かが怪我をした時や不調の時は、あがってくるのはいつもの選手でした
もちろん、そのタイミングで2軍に調子の良い選手がいなかったら仕方のない選択かもしれません
しかしその代わりの選手で大きなマイナスはないかもしれませんが、大きなプラスもありません
結果的にホークスは6月から徐々に打線が鳴りを潜め、7月・8月と苦しみました
それでも後半は5割で踏ん張りましたが、前半から比べると失速した感は否めないですね
6月・7月・8月とゲーム差があるなかでも、チームの停滞時に若手を使って何とか上向かせようとする
攻めの選手起用はありませんでした・・・もちろん入れ替えたからといって上向くとは限りませんが
チーム全体にその意図は伝わったと思いますし、一生懸命な若手に引っ張られる事もあると思います
勝たなきゃいけないと思っていたものが負ける覚悟が出来たと緒方監督も言っていましたが
まさに工藤監督は勝たないといけないというプレッシャーから無難な方法をとり続けたのだと思います
選手起用に関しては去年から主軸以外は固定せずに流動的な起用を取っていました
それでもその起用が当たっていたので選手の中にも不満を持つ選手は少なかったかもしれません
しかし今年はその起用がことごとく外れ、特に結果を残した翌日にスタメンを外されたら不満は残ったと思います
この選手起用も、外から見ている限り選手の調子ではなくデータで選んでいる気がします
監督に野手起用に関して進言出来るコーチがいないのも問題ですが、データを頼るあたりに
監督の消極的な気持ちが現れていると思います
交流戦でも好調な城所を使わない日もありましたが、選手にとっては調子が良い中で試合に出れないで
感覚が鈍り調子を落としていく事ほど嫌な事は無いと思います
日ハムとのゲーム差が徐々に詰まってきた辺りで、V逸なら進退届けを出すかもという記事が出ました
個人的には、それで留意されたとしても出すべきだと思いますし、監督交代もやむなしだと思いました
その理由は、来年も同じような野手起用をすれば同じ轍を踏み、勝てないと思うからです
ただ、工藤監督が今年の戦い方をどう振り返り反省するかはわかりません
なので来年の指揮を取る事には反対もしませんが、自分の中では監督としての評価は大暴落しました
来年は外国人野手を呼んでくるでしょうし、多少はましな戦い方になるかもしれませんが
数年後に迫る野手の世代交代の問題は今の工藤監督には出来ない気がします
もしかすると、その為のコーチ陣の大シャッフルかもしれませんが・・・