残り2人の紹介となりました、今回は中村晨(しん) 191cm 81kg 右投右打 熊本県熊本市出身
3歳から水泳を習い始めたのをきっかけに、サッカー・陸上・空手などに挑戦するも
小学校4年時に軟式野球を始め、藤園中でも軟式野球部に所属、ポジションは捕手
ルーテル学院に進学すると1年秋から監督の意向もあり投手へコンバートされるも
2年秋にベンチ入りを果たすも実戦登板はほとんど無し
それでも3年春に全4試合で先発登板しチームをベスト8へ導く
3年夏は初戦で6回途中で1失点ながら5死四球と制球を乱すなど不調で、チームは勝利するも途中交代となる
続く2回戦では6回コールド負けで2回戦敗退となる
中学入学時は160cmも3年間で20cm伸び、高校でも10cm伸び、現在もまだ伸びている
その一方で高校入学時は体重が67キロを細身で、筋力もなかった
それでも監督が高身長と肘をスムーズに使う送球を見て投手にコンバートを決意するも
体力強化が最優先課題で、走りこみや筋トレで鍛え2年間は打撃投手が中心となり
2年の秋の公式戦で投げ始めるまで変化球も禁止されていたほどです
長身から投げ下ろされるストレートは強化の成果もあり最速142キロをマークするまでになるも
カーブ・スライダー・フォークもまだまだプロでは通用するレベルには達していない
ストレートも身長があるおかげで相手打者が苦労するも、まだまだ荒削りな状態
投手転向から2年と考えれば当然の結果ですが、指にかかった時のストレートは威力抜群です
クイックが1.1秒と器用なところもあり、まだまだ伸びしろは十分あると思います
球速を追うよりは、球威と変化球の精度をあげる事が1軍への道だと思いますが
同じ高卒の投手陣よりも長い目で見ていく必要がある選手だと思いますし、まさに育成選手という感じです