今日はこのブログを開設して10回目の1月17日となりました

去年が震災から20年という節目だった事もあり、今年は行事がかなり減ったようです

そこにはボランティアの高齢化により体力的にしんどくなり行事を中止したという事があるようです

犠牲者を慰霊するという意味では1つの場所で大きくやってもいいと思いますが

それぞれの場所に思い出があり、また人との繋がりがあるのも事実で、一括にするのは難しいでしょうね

また毎年のように言われていたルミナリエの開催も短縮され、全体的に縮小されている印象があります

さらに震災を後世に伝えていく語り部の育成も上手く進まず問題が多いところです

語り部は毎年、違う人に話を届ける訳ですから一度言葉におこす作業をすれば難しい事ではないはずですし

話をして伝えようと思う人が少ないのか、体験談を話せる人が少ないのか、こちらも簡単ではなさそうです

個人的には、今年10回目の震災記事となりますが、ここ数年は書く事を探して記事にしている感じです

ブログは新しい人が読む事もあるとは思いますが、同じ人が何度も目を通す事があります

それゆえ、毎年新しいというか今までに書いていなかったことを記事にするようにしていました

震災から10年以上経ったのちに、「震災を忘れない為に」と記事を書き始めた事もあり

出てくる情報も少なくなっていきますし、言葉に出来る事がどんどん少なくなってきています

同じ事を話続ける事も、色々違う事を話続ける事も、1年目も10年目も同じ熱量で

不特定の相手に話していく事の大変さを知り、身をもって後世に伝えていく事の難しさを実感しました

今はまだ話をする事が出来る人がいるかもしれませんが

何年後かには教科書で、1995年1月17日に6000人以上の犠牲を出した阪神大震災が起こった

これを機に地震に対する対策や基準が大きく変わった・・・という記載があるだけで

この1文以上の事を話せる人がいなくなっているのではないかと思ってしまいます

なので、自分としては続けていく事を重要視して、それでも形式的にならないように書いていこうと思います