阪神淡路大震災から20年経った17日、神戸の本拠地ノエビアスタジアムででチャリティーマッチが行われた。
元日本代表の永島昭浩氏(50=日刊スポーツ評論家)が監督を務め、神戸OB・現役選手で構成される「KOBE DREAMS」と、日本代表OBで構成され、元日本代表監督の岡田武史氏(58)が指揮を執る「JAPAN STARS」が対戦した。
「KOBE-」には横浜FCのFWカズ(三浦知良)や元日本代表主将宮本恒靖氏ら。「JAPAN-」には、中田英寿氏や横浜のMF中村俊輔などが出場した。
後半3分、2万4052人の大歓声に包まれてカズが登場。すると同12分、1-0でリードしていたKOBE-のFW和多田充寿からのクロスをカズが頭で合わせてゴール。期待通りの得点に沸く神戸サポーターに向かって、こん身のカズダンスを披露した。
同34分にも右足でゴールし、今度はメーンスタンドに向かって2度目のカズダンス。まさに、サッカーで人々に希望が与えられた瞬間だった。
カズは「ゴールを取れて良かった。これだけの人が集まってくれて、久しぶり神戸のスタジアムで。2つも取れた。感謝している」。監督を務めた永島氏は「20年たってこういう舞台に立ててうれしく思う」とかみしめていた。
2014年の国際サッカー連盟(FIFA)会長賞を受賞した、現役最高齢サッカージャーナリストの賀川浩氏(90)が試合会場を訪れ、「サッカー選手がこういうことに関わろうとしてくれることがうれしい」と話した。
神戸市出身で、震災時は芦屋市内の書庫兼仕事場で被災。「部屋は大丈夫だったけど、建物自体がつぶれちゃったから」と当時の様子を振り返った。
賀川氏は1974年の西ドイツ大会から2014年のブラジル大会まで、W杯は10大会連続で取材。1952年から実に62年間にわたって取材活動を続けている。
人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一さん(54)が特別メンバーとして、後半7分にJAPAN STARSの岡田武史監督に代わってピッチに登場した。
数分間のプレーで後半途中に退いた高橋さんは「夢のような気分でしたが、緊張で吐きそうでした。(プレーでは)何もできなかったですが、ピッチに立たせていただき幸せでした」と息を弾ませながら感想を語った。
この試合は新旧の日本代表メンバーを中心に構成されたJAPAN STARSと、J1神戸の新旧メンバーを中心に構成されたKOBE DREAMSが対戦したが、高橋さんは今回のイベント・パンフレットの表紙を担当するなど、チャリティー活動に参画。「20年が経過し、震災の記憶を風化させないためにも頑張りたい」という趣旨の下、夢舞台でのプレーを実現させた。
参加選手はこちら
地元の放送局でやっていたので見ていました
岡田監督もゲストの高橋陽一さんも途中出場しました
ヴィッセルチームも監督の永島・コーチの和田も出場しました
個人的にはキムドフンやキムナミルが来てくれた事が嬉しかったです
逆に初代監督のバクスターは体調不良で来られなかったということで残念であり心配です
日本代表チームの選手はほとんどの人が知ってる選手だと思います
逆にヴィッセルチームの方は知らない方が多いでしょうね
ただ自分はヴィッセルというチームが出来た頃から応援していますから
年代を追って、この時はこんなチームだったなというのが思い出されます
何年も前に震災のタイミングでヴィッセルの事も書きましたが
ヴィッセル神戸というチームが出来て最初の練習日、それが1995年1月17日の震災当日でした
震災とは切っても切れない存在だと個人的には思っています
最近知ったのですが、ヴィッセルに入って来た(おそらくプロ初キャリアの)選手には
ヴィッセルとの震災の関連なども含め阪神・淡路大震災の事を伝えているようです
今チームが存続しているのは当時から多くの支えがあっての事ですし
ヴィッセルのユニホームを着るという事で、そういう想いも背負って欲しいと思います
最後にヴィッセル神戸の選手が入場する時に歌う愛の賛歌の替え歌「神戸賛歌」
普段は我慢出来ても、こういう特別な日に聞くと涙してしまいますね