タカ先発陣が一発テス投に臨む-。福岡ソフトバンクのA組(1軍)先発陣に、宮崎“センターテスト”が実施される。テストの期間は、西武とのオープン戦(宮崎アイビー)となる22日から27日まで。宮崎での対外試合の5試合だけが対象だ。首脳陣は、3月に行われるオープン戦について、開幕ローテーション入りを確定させた先発の調整と位置づける。救援陣の見極めを3月に入ってから本格的に実施。まずは、昨季結果を残せなかった先発投手の絞り込みを優先させる。
■A組先発候補11人
狭き門の先発ローテーション争いがより過酷になる。きょう20日に今キャンプ最後の紅白戦を実施。22日からは、新生伊原レオを迎えていよいよ対外試合がスタートする。宮崎に滞在する27日まで対外試合は練習試合を含めて計5試合。そこが、先発枠争い最初で最大のサバイバルに設定された。
「オープン戦でも3月に入れば、先発投手の調整の場になってくる。自分がそこで投げさせてもらえるのか。こっち(宮崎)にいる間に、ある程度の結果は見せてもらわなくちゃいけない」。加藤投手コーチは宮崎での“一発テスト”を予告。現時点で追試は予定していない。
中田、スタンリッジ、ウルフの新加入で先発枠の争いはハイレベルに激化した。現在、A組の先発候補はエース摂津を筆頭に11人。A組ブルペンを視察した他球団のスコアラー陣が、異口同音に「2、3チーム分の先発投手がいる」とあきれるほど、候補は多い。
「まずは先発がどういう布陣になるのか。中継ぎの見極めは、開幕直前になると思う」と、加藤コーチ。スタンリッジ、ウルフの両助っ人右腕以外、A組投手は紅白戦で実戦マウンドを経験した。20日の紅白戦でその2投手が登板し、他の先発候補では中田、寺原、帆足がマウンドに上がる。
先発ローテ争奪戦に本格的なゴングが鳴るのは西武とのオープン戦。22日は大場が先発し、東浜が2番手で続く。23日は新垣が先発し、左腕オセゲラも登板予定だ。ここで結果を出せなければ、次はない。3月に入れば、ライバルの不調や故障でもない限り、1軍での登板機会は後回し。オープン戦中の登板チャンスが消滅する可能性も十分にあり得る。
昨季、リーグ2位タイ15勝をマークした摂津だけが、規定投球回に到達した。5年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ最大の理由は、故障や不調で離脱者が相次いだそのほかの先発陣だ。
3年ぶりのリーグ制覇&日本一に向け、この先発陣をより厚く、よりハイレベルにするのが最大の課題であり、使命になる。競争率の高い1次テストが、いよいよ宮崎で開幕。3月1日、ヤフオクドームでの楽天戦から始まる2次試験に進むのは誰だ。
もちろん、各選手は開幕ローテーを狙っていくと思いますが、去年も結局攝津だけになりましたし
最初の6人が絶対ではないと思います
それでもまずはそのチャンスを掴むべく頑張って欲しいです
でも、いよいよ対外試合も始まりますし楽しみですね