この日は今キャンプ2度目の紅白戦が行われ、両軍先発投手の好投が光りました。白組の寺原隼人投手。7年ぶりにホークスに復帰し、そして地元宮崎での登板に、スタンドからは大きな拍手が沸き起こりました。その歓声も味方につけてリズム良い投球を展開。初回は松中信彦選手を空振り三振に仕留めるなど10球で3者凡退。そして、2回の投球こそ寺原投手の成長が垣間見えた部分でした。たった7球ですべて内野ゴロでの三者凡退。「プロに入って12年目。何をしなければいけないか分かっています。低めへ投げることに対する意識は、どんどん高くなっています」。以前のような力任せではない、幅の広い投球術を身につけ、<勝てる投手>へと確実に成長した姿を見せてくれました。
紅組は千賀滉大投手。1月に20歳になったばかりの3年目右腕は最速150キロをマーク。ラヘア選手と福元淳史選手を3球三振に仕留めた投球は見事なピッチング。「先発にこだわりたい。そして開幕一軍が目標です」と力強く語りました。
そして、白組は新戦力投手4人でのリレー(寺原投手→五十嵐亮太投手→山本省吾投手→江尻慎太郎投手)。3番手の山本投手は2回無失点で貴重な左腕としてアピールをしました。
一方の打線では白組3番の長谷川勇也選手が2安打。紅組では城所龍磨選手が2盗塁を決めるなど、盗塁数は両軍合わせて5つ。過去2シーズンでチーム盗塁数がリーグトップを誇る、ホークスのスピード野球は今シーズンも健在です。
戦評
白組が得点を重ねた。3回に長谷川選手のライト前適時打で先制すると、5回には高田選手の二盗の間に三塁走者・中村選手がホームスチールを成功(記録は重盗)させるなどして2点を追加。6回にも福元選手が右越え三塁打を放つなどして2点を奪った。
紅組の2点は松中選手の2点適時打。投手陣では両軍先発の千賀投手(紅組)、寺原投手がそれぞれ2回無失点と好投した。
紅組の2点は松中選手の2点適時打。投手陣では両軍先発の千賀投手(紅組)、寺原投手がそれぞれ2回無失点と好投した。
前半は投手が踏ん張り、中盤からは足を絡めた攻撃で打者が頑張りましたね
ホークスの武器は投手力と走力だと思いますし、ここを生かした攻撃で流れをつかみたいですし
選手は1軍の切符をつかむために自分の武器をアピールしていってほしいですね