ドラフト指名選手最後は嘉弥真新也 身長170cm 体重59㎏ 左投左打 沖縄県石垣市出身
小学4年から地元の少年野球チームで野球を始め、中学時代は軟式野球部に所属
八重山農林高校に進学し、センター兼投手として出場するも甲子園出場はなし
3年の夏に那覇商業に延長の末破れ1回戦で敗退、本人は8回ノーアウト満塁から登板するも
逆転を許し4イニング2失点の成績ですが、打撃の方では3番で5打数4安打の活躍を見せます
しかしこの敗戦で野球を辞め、就職することを選びます
ところがなかなか就職が決まらずにいると、周りの人の尽力もありビック開発ベースボールへ・・・
記者会見で泣いたのはこの辺りの苦しみと感謝の気持ちがあふれ出たものだと思います
ビック開発ベースボールに3年在籍する事になりましたが、その間に120キロ台だったストレートが
140キロが出るようになるなど徐々に力をつけていき、主戦投手になります
3年目に前年本大会に出ている沖縄電力に2失点完投勝利を収め都市対抗1次予選突破に貢献
さらに西日本カップでは優勝に導きMVPを受賞します
沖縄電力に勝った試合を見ていたエネオスの監督の目に留まり、エネオスに移籍となります
1年目春から公式戦に起用され秋季神奈川県企業大会では2試合に先発登板します
第2戦で三菱重工横浜相手に5回3安打1失点と試合を作ると(0対5で敗戦)
第3戦では東芝相手に8回までパーフェクトピッチ、9回先頭にヒットを打たれ完全試合は逃すものの
次のバッターのバントを素早く処理し併殺打に打ち取り、打者27人で試合を終えます
この1安打無四球初完封勝利を収めた事で注目されます
球種は130キロ台後半のストレートにスライダー・カーブ・チェンジアップなど多彩は変化球を持っています
ストレートは切れはあるものの威力はなく捉えられると飛ばされると思います
変化球自体も大きな変化をするものではなく、コーナーへの投げ分けと配球での勝負となりそうです
森福と同じように小柄の左投手ですが、フォームはスリークォーターでリリースも高い位置です
会見では中継ぎで・・・という事を言っていましたが、プロでは三振を取るのが難しそうな感じなので
チーム状況によっては先発をやらせるのも面白いと思います