続いては下町のダルこと吉本祥二 身長187cm 体重75㎏ 右投右打 東京都足立区出身
 
父親のプレゼントにより小学生から野球をはじめ、中学では軟式野球で東京都大会を優勝
 
武田と似たように、吉本の父親も脳出血で左半身がまひ、今も後遺症が残るようですが
 
親孝行という意味でもプロで投げる姿を見てもらいたいと力になっているようです
 
東京都大会の優勝により有名校からも誘いが来るも、吉本が選んだのは進学校の足立学園
 
その理由の1つは自分の実力では有名校で通用すると思っていなかったという事です
 
中学時代には足首・ひじを痛めた経験もあり、より高いレベルでやれば自分は壊れるかもと判断したようです
 
その当時は甲子園を目指すという目標さえなかったぐらいで、自信も持ったのは高3になってからです
 
さらに高校でも1年の時にバントの際に指を骨折すると、成長により骨が分離する膝蓋骨分裂となり
 
膝をかばっているうちに今度は肩を痛めるなど怪我に泣かされ続けられました
 
それでもその間に地道なウエートトレーニングで上半身を鍛えた結果球速がアップする副産物も・・・
 
そこからは怪我もせず順調にきていましたが、2年・3年共に夏に体調を崩し本調子じゃないままチームも敗退
 
どうやら夏の暑さが苦手なようで、さらにスカウトが大勢詰め掛けるのもプレッシャーになったようです
 
武田同様に高身長から投げ下ろす威力あるストレートが武器ですが、こちらは力で押すタイプのようです
 
ただコントロールも良い方ではなく、クイックも苦手、球種もスライダーとフォークの2種類だけです
 
さらに言えば配球は捕手任せではないものの、単調なところがあり、強いチーム相手では打たれるようで
 
自身が痛打されたり、味方がミスをすると顔に出やすいタイプだそうです
 
ピッチャーとしての素質はかなりあるものの、投球術やメンタルコントロールなど課題も多いです
 
高校進学時にやりやすい学校を選んでますし、大勢のライバルの中でどうなるか・・・
 
性格という面で言うと、会見でもわかるように真面目ですが、その中に熱い気持ちを持って欲しいですね
 
体もちょっと細い気がするので、岩嵜と同じように2・3年は体作りという事になるかもしれません
 
ただ進学校という事もあり思いっきり練習はやってないので、楽しみな部分もあります
 
本人も自分が今現在プロで通用するとは思っておらず、まずは体作りなんですが
 
そういう面白く無い練習でもコツコツやれるのは選手として大きいかもしれませんね
 
まだまだ課題も多いですが、まさに未完の大器の吉本、世間?では下町のダルと言われていますが
 
スカウトからはダルビッシュと岩隈を合わせたダル隈と呼ばれているようです
 
そんな凄い投手になることを期待したいですね