プロ野球のセ、パ両リーグは1日、今季の最優秀選手(MVP)を発表し、パ・リーグは内川聖一外野手(ソフトバンク)、セ・リーグは浅尾拓也投手(中日)が選ばれた。ともに初受賞。
 昨オフ、フリーエージェント(FA)で横浜から移籍した内川は、打率3割3分8厘で史上2人目となる両リーグでの首位打者に輝いた。移籍1年目でパのMVPとなったのは、1981年の江夏豊(日本ハム)以来。
 79試合に登板した浅尾は、7勝2敗10セーブ、防御率0.41など好成績をマーク。史上初めて最優秀中継ぎ賞とMVPの両タイトル獲得を果たした。中日からは昨年の和田に続く受賞となった。
 表彰選手はプロ野球担当記者の投票で決まった。 
充実感を漂わせた表情で、まばゆいカメラのフラッシュを浴びた。
 「僕自身が現実的に取れる賞だと思っていなかった。日本一のチームの中でプレーさせてもらえて、周りに感謝してもしきれない」。ソフトバンクの内川はMVP会見で笑みを浮かべ、うれしい胸中を明かした。
 移籍1年目から全開だった。打率・338で史上2人目となるセ・パ両リーグでの首位打者獲得。右太もも裏痛で114試合の出場にとどまったが、「打席がある限りは全部打つんだと、一打席も気を抜くことなくやれた」との自負がある。
 王会長の一言で練習への意識が変わった。「練習は120%体を使って(バットを)振りなさい。試合は80%でいい」。タイミングだけ合わせていた従来の調整方法を変え、フリー打撃の打球が劇的に変わった。「飛距離に自信が持てるようになった。王会長の言葉は大きかった」
 悔やまれるのは、日本勢として初めてアジア王者を逃したこと。「すべて満足して終わっていないのが、来年の励みになる」と発奮材料にした。
 その来季は、王会長や秋山監督の現役時代と同じ背番号1を付ける。「もう一度気持ちを入れ、(背番号に見合うだけの)恥ずかしくない活躍をしたい」。29歳は決意を新たに勝利を呼び込む安打を量産し続ける。(田中充)
内川 聖一       (ソ)120 4716757
田中 将大       (楽) 43 4758414
中村 剛也       (西) 21 3345249
本多 雄一      (ソ) 14 18 9133
和田 毅      (ソ)  8 2220126
ダルビッシュ 有 (日)  3 1831100

浅尾 拓也    (中)170 55  41019
吉見 一起    (中) 70156  7  825
内海 哲也       (巨)   2  9 46  83


投票数を見ても分かるようにパリーグはかなり意見が割れてます

 
やっぱり優勝チームからというのがあるか内川が1位・2位でポイントを集めました
 
両リーグ首位打者の活躍というのもあったでしょうし、ホークスの中では妥当なところかもしれませんね
 
対するセリーグは浅尾と吉見が他を圧倒するポイントを得ています
 
それだけ他に凄い成績を残した選手がいないという事なんでしょうね
 
ただ浅尾はクローザーではなくセットアッパーというポジションでのMVPなので
 
中継ぎ投手の励みにもなる受賞だと思います