デイリーより一部抜粋
連覇の原動力となった事件がある。ナゴヤドームで行われた9月6日の巨人戦。3対5で敗れた試合後の関係者通路。坂井球団社長が、なんとガッツポーズを繰り出した。複数の球団関係者がその光景を目にし、すぐさまチーム内に広まった。
「ウチがひとつにまとまったのは、あのガッツポーズからだよ」と落合監督。アンチ落合の急先鋒。敗北=落合の汚点。喜ぶ心情は理解できる。だが、球団社長という立場にあるまじき禁断のポーズは、フロント不信を招くと同時に、選手の反骨心を呼んだ。
ある主力選手が言う。「あり得ないっす。監督のことを嫌いなのは構わない。人間ですから。ただ、試合をやってるのは、僕たち選手なんですよ。ガッツポーズなんて考えられない。選手をバカにしてるのと一緒ですよ」。荒ぶる心。ぶつける場所のない怒り。すべてを戦場でパワーに変えた。
ファンサービスが足りない。野球がつまらない。監督就任後から、外野の声に自問自答を重ねてきた。「いろいろ言われることには慣れてる。ただ、オレは現場を預かる最高責任者として、何ができるかを考えたら、勝つことしかないんだ。勝って気持ちよく家に帰ってもらう。それが一番のファンサービスだろ」。何を言われようと、オレ流を貫いた。
志半ばでドラゴンズのユニホームを脱ぐ。契約社会。終わりと言われればそれまで。野球界に生き続けてきた男として、その図式に異論はない。9月22日の電撃解任発表。「確かに契約書には、契約が切れる1カ月前までに来年の契約について話し合うとはあるけど、発表するとまでは書いてないんだ」。現場の空気を無視し、選手感情にも配慮せず、待ったをかけた白井オーナーを押し切ってまで、自らのクビ切りに執着した球団フロントへの恨みは尽きない。
ただ、野球人・落合博満の歩む道を自らで汚しはしない。「みんなが絶対に優勝するんだとやってきたんだ。オレも最後まで全力を尽くすよ」。唯一、成し遂げていない公約。リーグ優勝&日本一の完全制覇。誰にも文句を言わせない金字塔を残し、オレ流指揮官は竜を去る。
この行動が優勝させる為のものだったら凄いですけどね
結果を残してる監督だからといって、いつまでも使う必要はないと思います
落合監督は現場主義一環で、地元企業とのつながりも希薄になり、営業面でも苦しくなったのは事実ですしね
特に今年は契約が切れるわけですから、普通に新しい監督で・・・という流れでいいはずです
球団社長が自分のチームが負けてガッツポーズなんて、選手はファンを侮辱してます
今のプロ野球の流れからすれば地域密着は重要なファクターかもしれません
外様より生え抜きのOBが監督・コーチをやった方が多少は目を向けてくれると思いますが
こんな事するフロントがいるチームは間違いなくダメになります
自分が高木新監督の立場だったら、出来る事ならオファーを断りたいですね
今年は梨田監督の退任、ロッテの権力争いと現場じゃないところでの話題が大きく出ました
折りしも、今日DeNAが横浜買収の最終段階と報道されました
球団を持つ資質があるかどうかは別にして、中日みたいな事は無いようにしてもらいたいですね