セ・リーグが、グラウンド上での敵同士の会話や過度なあいさつの自粛を検討していることが28日、明らかになった。1日に行われるセ・リーグ理事会で協議する。大相撲の八百長問題が取りざたされている中、少しでも疑いを持たれるような行動を慎み、クリーンさを改めて内外に印象づけるのが狙いだ。
プロ野球では、試合前の練習中やプレーボール前など両軍の選手が互いにあいさつしたり、近況を話し合う光景がしばしば見られる。大学や高校の先輩に後輩があいさつするというのが、最も多いケースだ。単なる儀礼的なものに過ぎないのだが、関係者によるとスタンドのファンから「なぜ敵どうしなのに、あんなに仲良く話し込んでいるんだ」といった疑問の声が、一部の球団に寄せられているという。
グラウンド上でのこうした「親睦的態度」だが、実はセ・リーグのアグリーメント第42条で禁止されている。今回の理事会では、同ルールの徹底を確認。野球が真剣勝負であることを、選手自身に再認識してもらう目的もある。
具体的にはメンバー交換直前のあいさつや、一塁ベース上での走者と一塁手の私語談笑などが規制の対象として議論されることになりそうだ。今後は、パ・リーグでも取り上げられる可能性もある。角界を反面教師に球界は「なれ合い防止」に取り組んでいく。
◆2010年度 セ・パ両リーグ、アグリーメントでの禁止事項 セ・リーグでは第42条(7)に「選手が相手チームの選手や観客と試合前に親睦的態度をとったり、私語談笑してはならない。なお審判員もこのような行為があれば、あらぬ疑惑を生むおそれがあるから、厳に慎まなければならない」と条文で明記。
パ・リーグでは、監督会議の申し合わせ事項(2)野球規則適用上の確認事項の件2・ユニホーム着用者の禁止事項(野球規則3・09)〈2〉で「監督、コーチまたはプレヤーが試合前、試合中を問わず、いかなるときでも観衆に話しかけたり、または相手チームのプレヤーと親睦的態度をとること」。また同〈3〉では、審判員の私語談笑の禁止も明記されている。
まぁ言いたい事は分からなくないですが、野球は個人競技ではないですしね
どこまでがOKでどこからがNGなのかも不透明ですよね
でも、これがダメで自主トレを一緒にやるのはOKっていうのはどうなんでしょうね
試合前のほんのひと時より、何週間も一緒に練習する方が仲良くなると思うんですけどね・・・