ロッテからFA宣言し、メジャー移籍を目指す小林宏之投手(32)が6日、千葉マリンスタジアムで本格始動した。去就について、オファーがマイナー契約の場合は米球界挑戦を断念する意向を表明。その上で獲得準備を進めている阪神に対して、「評価してくれているのはうれしい」と素直な思いを明かし、今後の進展次第では交渉の席に着く考えを示した。虎の“ラブコール”は実るのか。ついに決着の時が目前に迫ってきた。
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メジャー移籍を最優先する姿勢に変わりはない。期限を切らずに米球団からのオファーを待つ思いも揺るぎない。ただ虎からの“ラブコール”は、小林宏の心にしっかりと届いていた。
「(詳細は)代理人が知っているんじゃないですか。僕に聞かれても分かりません」としながらも、「評価してくれているのはうれしい」。獲得準備を進めている阪神への「感謝」の思いは隠さなかった。
去就が決まらないまま年を越したFA右腕が、慣れ親しんだ千葉マリンスタジアムに隣接するグラウンドで本格的に始動した。しっかりと汗を流し「焦りはない」。自分に今できることは、来るべきシーズンに向けてコンディションを整えていくことしかない。だから練習にも自然と力がこもった。
FA宣言後、代理人のアラン・ニーロ氏に交渉を一任してきた。ダイヤモンドバックスやレイズなどメジャー10球団近くが高い関心を寄せてきたが、現時点で正式オファーはまだ届いていない。そんな現状を踏まえて小林宏は、ここにきて一つの条件を設定した。
「(マイナー契約なら)行くつもりはない。評価されてやる方がいいので」。オファーがマイナー契約ならば海を渡ることはない。長年の夢をあきらめて、国内球団移籍へと視線を切り替える構えだ。「そういう状況になったら、会うかもしれない。(門前払いは)しません」。高評価する阪神など国内球団と、正式交渉の席に着く考えを示した。
リリーフ補強が課題の阪神は昨季終了後から、小林宏の動向を注意深く見守ってきた。メジャー移籍を断念した場合、獲得に乗り出す方針を早々に固め、代理人とも連絡を取り合ってきた。南球団社長は5日に「早ければ週明けにも(代理人から)連絡があると思う」という見通しを示したが、小林宏がマイナー契約には応じない姿勢を明確にしたことで、「決着」の時がより間近に迫ってきた。
小林宏は今月中旬にも自主トレを行う沖縄・石垣島に向かう。「まずはメジャーからのオファーを待ちます」。南国の地にどんな一報が届くのか‐。虎が待ちわびる男の動向、決断からいよいよ目が離せなくなってきた。
このオフ、岩隈がポスティング制度でメジャーへ行くことを断念しました
メジャーへ行きたい気持ちもあったでしょうし、楽天へ恩返しの為にFAではなくポスティングを選択しました
確かに相手チームの交渉に対する姿勢で不信感を抱いたのも事実でしょうし
他のチームの戦力があがるのを防ぐための妨害とか言われていました
逆に岩隈側が年棒をふっかけたような記事もありましたが、行きたいなら条件を選ばずに
メジャーに行けばいいのにって思います
向こうに行けば、トレードでの移籍だったり1年契約後の移籍だったり、手段はあったと思います
そして、今回は小林です
メジャーへ行きたいから海外FA権を行使したのでは!?
マイナー契約だったら行かないとか言ってますが、メジャーで野球をしたいのであれば
マイナー契約でも行って、結果を残せば次の年はメジャー契約になると思います
評価されていないのであれば、評価されてるところでやりたいって・・・
いまさら過酷な条件で野球はやりたくないって言ってるのと同じでしょうね
より高いレベルで、今までと違う環境で、新たに野球をやりたいからメジャーに行きたいと思うなら
ファンも少なからずとも後押ししてくれるはずだと思います
これで阪神に行ったら、ロッテファンはどういう気持ちになるんでしょうね・・・