オフシーズン、育成選手を含めたドラフト指名選手を紹介していこうと思います
まずは1巡目の山下から・・・身長180cm 体重78kg 右投左打 北海道札幌市出身 18歳
小5の時に速い足を生かすために右打ちから左打ちに変更
兄の影響で幼稚園の頃から野球を始め、肩には自信があった事からピッチャーをやりたかったみたいですが
コントロールが悪く、ならばピッチャーに一番近いキャッチャーを!となったようです
中学時代はシニアに所属し、投手から外野手に転向、習志野高校に入学後に本格的に捕手へ
1年の夏からベンチ入りし、秋からレギュラーとなり、2年春にはセンバツ甲子園に出場
1番の特徴は地肩の強さで、遠投は115m、2塁への送球は最速1.74で、常時2秒を切ります
さらに50mも5秒9、塁間4秒台と俊足の持ち主です
本人は1番か2番を打ち、従来の捕手のイメージをくつがしたいと言っていますが
それが不可能ではないと言えそうな、走攻守に肩を加えた4拍子揃った逸材です
バッティングは一本足打法からすり足に変更し、より確実性を求め、3年最後の夏予選では6割を越えました
さらに本人は中距離ヒッターと言っていますが、高校通算35HRと、はまれば飛ばす力も持っています
ダッシュなどの練習もレガースなどをつけながら走るなど、身体能力は高く、フィールディングも上手い
1塁へのカバーも全速力でいくなど、捕手としての総合的な力は十分プロでも通用するレベル
ただ、バッティングもキャッチングも縦の変化に弱く、プロのフォーク・チェンジアップに苦労しそうな予感・・・
それでも、野球脳が良く自己分析も出来るタイプで、高いレベルでも克服出来るものと思われます
1年秋からマスクをかぶり、試合では上級生でも遠慮なく叱責するなど強いハートの持ち主ですが
その一方ではピンチではマウンドに向かうなどの配慮も出来、そういう意味では捕手適正は高そうです
逃げ腰のピッチャーにいらだったり、敬遠されバットを放り投げるなど、やんちゃな一面があるものの
それも勝利への強い気持ちの表れだと思われます
そんなやんちゃな面もありますが、気持ちの切り替えがしっかり出来、修正する辺りはセンスの塊!?
高校時代にヘッドスライディングで指を骨折・・・それでも主力は休まれないという思いから
指が曲がり、骨が突き出てる状態で試合に出場し、2塁への送球も1秒台という離れ業も・・・
それでも、捕手としての経験は少なく、さらに高校時代に高いレベルの投手の球を受けていないのもマイナスで
プロで通用する能力を持ちながらも、プロの球に慣れるのに時間がかかるような気もしますが
質の高い投手陣の球を受けることで、早い段階での1軍デビューの可能性も・・・