3月を前にホークスの4本柱が整った。ヤフードームで韓国のロッテジャイアンツと交流試合を行い、先発した大隣憲司投手(25)が4回を2安打無失点、毎回の6三振を奪う好投。キャンプ中、自ら口にした「絶不調」から完全に脱した。オープン戦での調整登板を経て、日本ハムと3連戦を戦う札幌での開幕カードで先発することになりそうだ。試合は3-6で逆転負けした。 ■チェンジアップも 自信を取り戻した「4本目の柱」が、本拠地のマウンドで躍動した。大隣が新兵器のカーブを駆使し、釜山ロッテ打線を巧みに料理。4回2安打無失点、毎回の6奪三振と復調した姿を見せた。「自分の思っている投球ができて素直にうれしいです」。春季キャンプの絶不調を脱し、交流試合の優秀賞に輝いた。 新しい大隣のスタイルだった。3回無死、左打者の朴鐘潤を迎えた。カウント1-1からのカーブはボールになったが、2-2から外角への138キロ直球で空振り三振。緩急で打者のタイミングをずらした。昨秋から取り組む新球カーブに「あそこまで放れると思っていなかった。カウント球にも使えたし、ファウルも取れた」とうなずいた。 セオリーでは左対左は投手が有利とされる。だが、大隣は対右打者の被打率が・264に対し、対左打者は・343と大幅に跳ね上がる。いずれも昨季の数字だ。11勝を挙げ、対右打者が・225、対左打者が・183だった一昨年並みの数字に改善すれば、先発ローテ投手の座は安泰となる。「結構左の方が打たれている。真っすぐとスライダーだけでは勝負にならない」と自覚し、カーブに加えて左打者へのチェンジアップも効果的に使っている。 春季キャンプ中、異例の絶不調宣言。杉内、和田、ホールトンに次ぐ「4本目の柱」はもがき苦しんだ。2月20日の紅白戦では3回5安打4失点。首脳陣の悩みの種となっていたが、不安を一掃した。秋山監督は「いろいろ試しながらね。安心? 順調に来ているな思ったよ」とホッとした表情だった。 ■ジウ姫接触に失敗 この交流試合は、福岡市と釜山市が共同展開する観光キャンペーン「アジアゲートウェイ」の一環として開催。始球式には日本でも人気の韓国人女優チェ・ジウが登場した。事前に大隣は李〓浩(イ・ボムホ)担当の趙〓熙通訳から「お会いできてうれしいです」の韓国語を聞き出し、ジウ姫との接触を狙ったが失敗。「まったく話せませんでした」と悔しさ? を目いっぱい投球にぶつけてみせた。 今後は中6日でオープン戦2試合に先発し、開幕2戦目となる21日の日本ハム戦(札幌ドーム)に向かうとみられる。日本ハムには稲葉、糸井、田中賢ら左の好打者がそろい、カーブ、チェンジアップともに完成度を上げていく必要がある。「開幕に向けてやっていくしかない」。不退転の決意を胸に、開幕まで上昇カーブを描き続けるつもりだ。これまでの内容と比べたら良くなっているのは事実ですが
まだ1回良かっただけですからね・・・
安定感のある投手というのは勝率・防御率が良いですからね
で、貯金が多くないといけません
その点、大隣はどれも当てはまっていない状態です・・・
何とかどれか1つでもクリアして、4本柱の1本になって欲しいですね