■4回7K無失点 「2010年型エース」は初回からエンジン全開だ。開幕投手に内定している杉内が4回を投げ、6連続を含む圧巻の7奪三振。広島を1安打無失点で退けた。「十分、出来過ぎですね。どの球も操れて、思い通りの投球ができた」と余裕の笑みを浮かべた。 「スロースターター」を返上した。初回1死、梵をチェンジアップで空振り三振に仕留めると、「奪三振ショー」の幕開け。3回先頭の会沢まで6者連続で三振に切って取った。「追い込んだら三振は狙っているんでね。初回から飛ばしていきましたよ」 昨季は26試合に登板して、初回に計8失点、2回に計9失点。全59失点のうち、序盤の4イニングで約6割の34点を失った。尻上がりに良くなるのは強みだが、今季は初回から全力で飛ばす。「どれぐらいのイニングまでもつか、不安もあるけど何でも試しなんで」。紅白戦2試合での計5回1安打8奪三振を含めると、これで9回を2安打15奪三振。テストは上々だ。 ■宿敵の動向把握 3・20、札幌ドームでの開幕戦はダルビッシュとの投げ合いが濃厚だ。この日、ダルビッシュも楽天を相手にオープン戦初登板で5回2失点。「本当は3回(の登板予定)だったんでしょ。被弾? リンデンですよね」と宿敵の動向は“裏側”まで把握している。 もちろん、日本ハムの谷山スコアラーも杉内をチェック。「完ぺきでしたね。あれだけの球を投げられたらどの球団でも打てない。失投を見逃さずに打つしかない」と警戒レベルを最大限に引き上げた。 秋山監督も「調子いいね。このままいい形でシーズンに入ってくれれば」と目尻を下げた快投。次回は3月6日の巨人戦(ヤフードーム)に先発予定だ。「変化球、特にカーブを多く使う。カーブは真っすぐほど力を使わないんで」と、次回のテーマはスタミナ面も考えながらの配球だ。ダルビッシュとの開幕対決で「0」を並べるため、着実に歩みを進める。広島の打者の状態にも問題があるような気がしますが
昨日の杉内はストレートに威力があり、変化球も低めに決まり
完璧といっても良いような内容でした
2年連続の奪三振のタイトルを獲ってるように、三振が多いのが特徴ですが
それでも昨日は3回までは球数も少なかったです
これまでは球数も多く、接戦の終盤に代え所が難しかった時もありましたが
球数が少ないまま、三振が増えると他球団としてもやっかいな存在になるでしょうね
ダルとの開幕戦、息詰る投手戦になると思いますし、楽しみですね!