「ビッグワン」規模の記念館! 福岡ソフトバンクは15日、「王貞治ベースボールミュージアム(仮称)」を本拠地ヤフードーム内に新設すると発表した。外野席最上部の後方にある「ザ・ビッグライフ」を改装し、7月に開館予定。王貞治会長(69)の初めての記念館となる。展示品などの内容は3月下旬に発表されるが、全面改装となれば約2200平方メートルで日本最大級の野球博物館に。王会長の意向から球速の体感アトラクションなどの設置も検討されており、異例の「参加型記念館」となりそうだ。 王会長が監督を退いた2008年オフから温められてきた計画が、ようやく実現へと動きだした。巨人での現役時代も通じて初めての記念館となる「王貞治ベースボールミュージアム(仮称)」。ヤフードーム内を改装して設立されるミュージアムは、球場敷地内の記念館としては国内最大級の面積で展開されることになりそうだ。 当初は球場の外周デッキにあるグッズショップ「ダグアウト」横の資材倉庫が有力候補地だった。だが、構想1年余りの間に「手狭ではないか」という意見が多数を占めたという。 そこで浮上したのが外野席最上部の後方にある、ガラス張りの客席「ザ・ビッグライフ」。球団発表では世界最長という185メートルのカウンターに腰かけ、飲食しながら観戦できるのが売りだった。球団は既に今季のチケット販売リストから削除しており、今月から整備工事に入っている。 ■球の速さ体験 「ザ・ビッグライフ」は開業時に2200平方メートルと発表されている。ミュージアムの詳細は未発表ながら、全体を記念館として改装した場合、東京ドーム内の「野球体育博物館」や、甲子園球場で3月に開業する1900平方メートルの「甲子園歴史館」のさらに上を行く。王会長の存在感そのままの大スケールといえ、球団関係者も「裕次郎さん、美空ひばりさんや北島三郎さんの記念館に負けないものを」と息巻いているという。 その広さならではといえる展示企画も進んでいるようだ。王会長私有の野球用具、数々の表彰トロフィーや、野球人生を通じた写真・映像資料だけではない。王会長は「子どもたちに野球の楽しさを知ってもらえるようなものになればね。球の速さなんかを体験できるコーナーを、なんて話もあったよ」とプランの一端を披露。「展示」だけはなく「野球振興」に主眼を置くという構想当初からの理念が、ファン参加型の記念館として結実しそうだ。 球速体験はレッドソックス松坂の記念館にもあるが、こちらは「最新の技術を用いて」というコンセプト。王会長と数々の名勝負を演じた江夏豊氏か、はたまた春のセンバツを制した「早実高の王投手」か。往年の映像にシンクロさせた投球マシンと来場者が対戦するコーナーなど、夢は膨らむ。今季開幕と時を同じくして、3月下旬に予定される詳細発表が注目される。 ■王会長 「私自身は、記録なんてものは過ぎ去ったことだと思っておりますが、『過去の振り返り』ではなく、次世代の子どもたちへ野球の素晴らしさを伝える『本拠地』とも呼べる施設を造っていただけるとのことで、どのような姿で具体化されるのか大変楽しみにしております。この『本拠地』から、次世代の子どもたちへのメッセージをたくさん発信していければと考えております」王会長らしく過去の展示ではなく、野球振興を主眼に置いたミュージアムのようですね
打席に入ってプロの球の速さは体験出来ない事なので
体験型というのは注目されるでしょうね
3月に詳細が発表されるみたいですが、7月完成予定のようです
夏休みには多くの人が訪れるかもしれませんね~