■予定メニュー回避 福岡ソフトバンクの和田毅投手(28)が左ひじの違和感を訴え、別メニュー調整となったことが6日分かった。3日には投球練習を途中でストップしており、第2クール初日のこの日は投内連係やブルペン入りを回避。ランニングと軽めのキャッチボールにとどめた。2007年オフに左ひじ遊離軟骨の除去手術を経験しているが、今回は別の個所に炎症が起きたとみられる。杉内、ホールトンと並ぶ先発ローテの柱となる左腕の調整に急ブレーキがかかった。 完全復活を目指す左腕が思わぬアクシデントに襲われた。第2クール初日、和田が予定された練習メニューをキャンセルした。メーン球場での投内連係、サインプレーの確認は行わず、サブグラウンドへ移動。若手に交じってのキャッチボールや投内連係で慎重を期して軽めに投げ、ノックを終えると左ひじをアイシング処置し、ブルペン投球も行わなかった。「今はあまり良くないですから」と状態を説明した。 ■フリー「相談して」 症状は左ひじの違和感とみられる。前クールの投球練習は1日の立ち投げ60球の後、3日は捕手を座らせたものの、約50球の時点で急きょ切り上げていた。高山投手コーチはこの時、「これ以上やっても自分のためにならない、と分かっていたんだろう。それが分かる投手。大したことじゃない」と説明。その違和感がこの日になっても解消しなかったようだ。 あす8日に予定されていたフリー打撃登板についても和田は「相談して、ということになる」と話すにとどめ、回避となる可能性が高い。キャンプ序盤の異変とはいえ、シーズンへの調整は修正を強いられることになりそうだ。2007年11月に左ひじの遊離軟骨除去手術を受けたが、昨年も痛みに悩まされて4勝(5敗)と不本意な成績に終わっている。今回の異変は別の個所に起きたとみられるのも気掛かりだ。 ■開幕ローテ“暗雲” 杉内とホールトン、大隣は開幕ローテ入りが確実で、若手投手陣が残り2枠を争う状態。昨季も先発投手のやりくりに苦しんだだけに、先発ローテの柱と位置付けられる和田がこのまま別メニューを続けて調整に遅れが出れば、チームにとってはまたも非常事態となる。 和田自身は今キャンプをもともと下半身づくりに充てる考えだった。ここまでチームのランニングメニューに加え、連日1時間以上、独自にインターバル走などに取り組んできた。1月の自主トレは左ひじへの影響を考慮して温暖なハワイで行い、現地で3日連続のブルペン入りもして「投げる方はいい状態できているので、下半身をメーンにつくっていく」と話すほどだった。 順調だった調整にブレーキがかかった格好だが、3月20日の開幕まで40日以上もある。「自分とチームの力で日本一を勝ち取りたい」と、今季にかける思いは人一倍の通算74勝左腕。今後の経過が注目される。現段階では今後どうなるのか分かりませんが
先発ローテー確定しているのが3人だけに、和田が離脱となると
去年同様にやりくりが厳しくなりますね
新垣も無理せず、5月・交流戦辺りからの復帰を目指すと記事にありましたし
他の投手の奮起が必要になりますね