今年最後となる12球団の第2回合同トライアウトが25日、寒風吹きすさぶ神宮球場で行われた。国内12球団をはじめ米大リーグや台湾などの編成担当者が見守る中、投手5人と野手11人の計16人が必死にアピールした。 最も注目を集めたのは、2004年にドラフト史上最年少の15歳で阪神から8巡目指名された辻本賢人投手(20)。故障にも泣かされて1度も1軍で登板することなく戦力外となった。 この日も打者5人に対して安打性の当たりは1本に抑えたものの、球種はスローカーブと直球のみ。入団時に最速142キロを計測した速球は134キロにとどまった。降板後は多数の報道陣に囲まれ、「絶好調ではないが、これが僕の今の力。もっと出せるという思いはあるが、出ていないんで」と淡々と語った。 今後はプロアマ、国内外を問わずオファーを待つというが、ネット裏の反応は厳しい。広島・川端編成グループ長は「フォームがバラバラ。投手コーチが一から直さんといかんね」、社会人・JR東海の関係者も「球が遅い。もう少しスピードがほしい。都市対抗で使えるかどうかというレベル」と評価。知名度はあるだけに観客動員力は期待はできるが、独立リーグ関係者は「球が遅すぎる。話題性はあるけどフォームが問題だ」と食指が動かない様子だった。 ある編成担当者は「あの若さでプロに入っちゃって、小さくまとまってしまった印象。各年代で試合に出ながら成長できればよかったんだろうけど、周りが全部プロではね…」と指摘。縦縞のユニホームが昭和64年に生まれた少年の人生を、大きく翻弄したのは間違いない。当時騒がれた辻本ですが、度重なる怪我に泣かされ、今年阪神から戦力外通告を受けました
辻本が高校、もしくは大学・社会人と進んでいたらどうなっていたか・・・
結果が変わっていたかどうかは分かりません
阪神が辻本にどういう練習を課していたかも分かりません
指名を受けて契約をしているので阪神側だけの責任とは言いません
しかしプロ野球に入る事によってその後の人生は大きく変わります
ホークスでもここ数年高卒1・2年目の選手が戦力外となっています
色々な原因があるとは思いますが、プロで通用しないという理由で解雇するのは
スカウトが良いと思って獲っているので、あまりにも無責任です
もっとスカウトも見る目を持たないといけません
ここ数年、巨人は育成契約から1軍で活躍する選手を出して、「育成の巨人」なんて言われています
他球団から獲った選手が多くいながらも、そういうイメージを与えるほど
自前の選手が活躍しているという事ですが、その反面
毎年多くの育成選手を指名しながら2年ほどでほとんどの選手がクビを切られています
いわば、数打ちゃ当たるという状態で、それだけ多くの野球人が犠牲になっています
球団を強くする為とはいえ、ある意味自分勝手な指名で
多くの選手の人生を狂わせている事も肝に銘じて
しっかりとしたビジョンでドラフト指名をしてもらいたいですね