一番説明が難しいと思われる「F値」にいってみたいと思います

F値というのは簡単に言うと明るさを表したものです

ただ、その明るさというのはカメラレンズの明るさの事です

カタログを見てもらえればわかると思いますが、カメラのレンズは1枚ではありません

数枚のレンズで綺麗に撮れるように作られています(これに関しては説明出来ません)

それを1枚と考えて、F値が小さいのが明るいレンズで、大きいのが暗いレンズです

この明るいか暗いかはレンズの大きさも影響しています

単純にレンズの直径が大きいと明るい写真が撮れる(F値が小さい)と思ってください

で、そのF値は小さい方が明るくて綺麗な写真が撮れます

そして、明るいレンズというのは光を沢山カメラに入れ、明るい写真が撮れ

暗いレンズというのは光の量が少なく、明るさが足りない写真が撮れるということです

そして、暗い場所でもF値が低いままのカメラは性能が良いという事です

F値が低いとシャッタースピードも速いままなので、手ブレの心配も無いという事です

開放時:F2.8(W)-F5.9(T)←のようにカタログには表記されていますが

Wの方が「ワイド」でズームをしていない状態で、Tの方は「テレ」で一番ズームした状態で

これより小さい数字には出来ないという、いわゆる開放F値です

ズームをすると自然とF値が大きくなっていき、手ブレもしやすいし、鮮明に撮れなくなります






このF値が小さいと明るい写真が撮れると言いましたが

時に、明るすぎて白っぽい写真になってしまうこともあると思います

それを露出オーバーといい、逆に明るさが足りない写真をアンダー露出といいます

これを調節するのが露出補正となります

さらに光が通る穴の大きさを調節する事を「絞る」といいます

この絞りの数値がF2.8など、モニターに出る数値です





つまり、レンズのF値はカメラレンズがどこまで明るく撮れるかの数値で

この数値を設定などで変える事が出来ません(レンズの直径は手元で変えられないですよね?)


でも、明るすぎる写真は困ります

そこで、そのレンズを何かで塞ごうということです(これが「絞り」)

で、ちょっとだけ絞るとまだ明るい写真です(例えばF2.8)

まだ明るいので、もっと絞りましょう(F5.6)という事です

例えるなら、家の窓がF値で(家の窓の大きさは変えられないですよね!?)

で、カーテンで閉めていく事を「絞る」といい

カーテンの閉め具合を数値で表しているという事です

分かっていただけたでしょうか!?

もっと言うと、カタログのF値とカメラのモニターに出てる数値は違うものだという事です

モニターに出てる数値がFがついていますが、絞り値だという事です