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 若返りを図る横浜ベイスターズから9月13日に来季構想から外れた旨を伝えられた工藤は、会談の席上で現役続行の意思を示し、今季限りの退団が決まっていた。

 報道陣に「どこかできるところで最善を尽くしたい。(移籍先は)国内しか考えていない」と語り、自由契約となって移籍先を探していた。オファーが無ければトライアウトも受けるつもりでいた工藤だったが、古巣でもあるホークスが、豊富な経験と怪我が多い投手陣のお手本として獲得の意思を示していた。

 コーチとして工藤を招きたい球団は複数あったが、現役希望の工藤の意向を受け入れたホークスへの入団が決まった。

 95年から2000年にFAで巨人に移籍するまでの5年間ホークスに在籍し、99年には11勝を挙げMVPにも選ばれ、日本一にも貢献している。優勝請負人と呼ばれた左腕が再び福岡の地でホークスを日本一へと牽引する。

 福岡ドームで工藤が投げる姿を心待ちにしている地元のファンに、工藤は「ホークスに必要とされ、また福岡へ戻ってこられたのは素直に嬉しい。1試合でも多く1軍で投げ、1つでも多く勝ち星を挙げ、ホークスの日本一に貢献したい。」と語った。
尚、年棒・背番号については未定