安定したピッチングを見せているので、両投手の出来がカギを握ると思われました
初回、中京が堂林の2ランHRで先制します
しかし2回・3回に日本文理が1点ずつを返し同点とします
ここから打撃戦になるかと思われましたが
両投手がヒットを打たれながらも要所を締め、投手戦となり中盤まで進みます
試合が動いたのは6回裏、1アウトで2-0としながら四球を与えると
連打で満塁とすると、2アウトから再び堂林が2点タイムリーを打ちます
さらに死球で満塁とすると、続くピッチャーゴロでファーストがベースに入らず内安打で1点
続く柴田が走者一掃のツーベースでこの回一挙6点を奪います
日本文理も7回に3連打で1点を返しますが、併殺打で追加点を奪えず・・・
するとその裏、2点を奪われリードを広げられます
8回に日本文理は1点を返しますが、9回も2アウト、6点差・・・
だれもがこのまま終わると思いましたが、1番の切手が粘ってフルカウントから四球を選ぶと
盗塁で2塁に進み、高橋隼のタイムリーで1点を返します
さらに武石のスリーベースで1点を追加します
ここで堂林を諦めますが、森本をマウンドに上げますが四死球で満塁とします
続く伊藤がツーベースで2点を追加し、2点差とします
さらに石塚のタイムリーでついに1点差とします
そして、続く若林の会心の当たりは・・・サードライナーとなり、ゲームセット
日本文理は2アウト2ストライクからファールで粘り、際どいボールを見極め
怒涛の攻撃で1点差まで追い上げた攻撃は本当に凄かったです
中京の堂林・森本は甲子園全体が日本文理を応援する雰囲気の飲まれてしまいましたが
それでもしっかりとボールを見極め、土壇場の反撃をした文理の打線は見事でした
野球は2アウトからといいますが、まさに諦めない姿勢が見せた大反撃でした
野球の凄さも野球の怖さも見た気がします
その文理の野球に感動させてもらいました
今年の決勝戦は何十年後も語り継がれる1試合となるでしょうね
そして、毎試合安定した戦い方を見せた中京大中京
戦前の評判どおりの強力打線と、堂林を軸に堅い守備で、素晴らしい野球を見せてくれました
全員で掴み取った優勝だと思います
43年ぶりの、全国最多の7度目の優勝 おめでとうございます
今年も素晴らしい戦いを見せてくれた球児に感謝したいですね
夏と言う名の宝物・・・球児にとってはもちろんですが、応援してる人たちの心にも
大きなものを残してくれた91回選手権大会だったと思います