「TMK」そろい踏みへの第一歩-。右肩炎症で2軍調整を続けている多村仁外野手(32)が、8日のウエスタン・リーグ中日戦(雁の巣)に出場する見込みだ。3月25日の阪神とのオープン戦(ヤフードーム)で帰塁した際に負傷。同28日の広島戦(同)で指名打者として出場して以来、2軍戦ながら41日ぶりの実戦復帰となる。

 7日は西戸崎室内練習場で居残り組とともに汗を流した。全体でのアップの後はノックや打撃練習に加わらず、ランニングやウエートトレーニングなど軽めの調整で備えた。「あすからとは考えています。1、2打席? それは僕が決めることではないですから」と明るい表情。開幕戦で「6番・中堅」が濃厚だったプロ通算127発の大砲の順調な回復はチームにとっても明るい材料だ。
戦列復帰への道に明るい光が見えた。右手に激しい衝撃が走った開幕戦から約5週間。長いリハビリを続ける松田が、待望の“Xデー”に関して口を開いた。あくまで慎重、そして期待感に満ちた口調で「5月復帰プラン」を明かした。

 「5月中の復帰? そうしたいという思いはあります。骨がついて、バットが振れるようになれば復帰は早いと思います。中途半端に戻るとチームに迷惑をかけるけど(戦線離脱から)もう1カ月ですからね」

 当初は「全治6週間」と診断された右手甲。25歳の若き鉄人の回復は目覚ましかった。「今は日常生活にも全く支障はありません」。左手のみのティー打撃やノック捕球は4月中旬から再開。段階を踏んで、リハビリのテンポを上げてきた。

 この日は2軍の居残り組とともに西戸崎室内練習場で調整。リハビリも新たな段階に入った。「自分の納得できるスイングができました」。骨折後はティー打撃のみだったが、この日は初めて倉野2軍投手コーチ補佐が投げた球を打ち返し、納得の表情を見せた。

 守備でも定位置の三塁と二塁に入ってノックを受け、自慢の強肩が健在であることを証明。「送球は8割程度の力でしたが(骨折した)右手に痛みは感じなかった」。自信に満ちた松田の口調からも、右手の順調な回復ぶりがうかがえた。

 8日は福岡市内の病院で骨折個所を再検査。完治が確認されればマシン打撃を再開する。「打って炎症が出なければ次に進める」と宮地2軍野手コーチ補佐。その後はフリー打撃、2軍戦などの段階を経て、早ければ5月末に1軍昇格の声がかかることもありそうだ。

 松田の戦列復帰を見据え、チームも受け入れ態勢を整える。現在、三塁を守るオーティズの外野守備練習も、今回の西武3連戦から始める予定だ。井出外野守備走塁コーチは「無難に守れるでしょう。(練習は)徐々にやります」と強調した。
多村は実戦復帰まで来たので、順調にくれば秒読みと言ってもいいでしょうね
ただ、怪我に弱い多村なので、すんなり復帰となるか微妙なところもあります・・・

松田も今日の検査次第ではもう1つ上のリハビリとなりますし楽しみです
オーティズの加入で打線に厚みが出ましたが、松田・多村が復帰すれば
さらに打線の破壊力も増しますし、他球団の投手も気が抜けない打線になるでしょうね
あと1カ月、交流戦はローテーも比較的楽になりますし、今が踏ん張りどころですね