「3番不在」。秋山ホークスのアキレス腱が浮き彫りになった。初回に本多の三塁打&川崎の中犠飛とわずか3球で先制しながら、その後はさっぱりで「スミ1」黒星だ。中でもひどいのは右手甲骨折の松田が抜けた後の3番打者。田上の4打数4三振を含め、ここまで計20打数2安打の打率1割と貧打の元凶と化している。王会長が唱えた大砲緊急補強の話は!? 本腰を入れないとマジでやばいような気が…。 ■楽天戦負け越し 45度の角度で舞い上がった白球は左翼フェンス手前で失速した。2人の走者を置いて、主将小久保の一打にかけた。「最後は惜しかったな」。届かなかった1点差。秋山監督のつぶやきが、敵地の歓声にかき消される。楽天と相まみえた初の3連戦。終わってみれば1勝2敗で負け越した。 試合前、一塁側ベンチのシートに腰をうずめた秋山監督がこぼした。「3番がなあ」。松田の骨折離脱に伴い、ポッカリとあいた3番の座。開幕2カード目にして抱え込んだ“悩み”が、1点しか奪えなかった惜敗試合で浮き彫りになった。 ■田上深刻4三振 初回に3球で先制しながら、あとはゼロ行進。沈黙した打線の象徴になったのは、連夜の3番起用となった田上だ。「何とか当てようと思っていたけど、カウント球も勝負球を厳しいところに決められた。どうにかしないといけないのに」。すべて空振りの4打席4三振。屈辱のブレーキに、うめくしかなかった。 開幕戦で松田が傷つき、翌日から川崎が3番に入り、首脳陣も当面は固定させる方針だった。その川崎が10打数1安打。快音が出ないことで、今度は田上を抜てきした。出塁率の高い1、2番と好調の松中をつなぐ役割を担いながら、結果は2試合で8打数ノーヒット。「3番? 難しいところだね」。秋山監督の視線が宙をさまよった。 3番だけではない。5番小久保の直後を打つ、6番も実は厳しい現実にさらされている。ここまで先発で出場したアギーラと長谷川の2人で計21打数1安打。ホークスの得点源でもある松中と小久保の前後が完全に寸断されており、孤立化は顕著になってきた。多村と松田。この主力2枚の不在が、ボディーブローのように効いてきた。 秋山監督がオーダー編成のキーワードに掲げる「つながり」を欠き、きょう10日からは日本ハムと戦う。移動日なしで戻る本拠地。初戦先発はダルビッシュだ。昨季は5戦5敗。その天敵は唯一立ち上がりに不安をのぞかせる。開幕戦でも初回に3失点。難攻不落の右腕に付け込むスキがあるだけに、3番のバットがカギを握るのは言うまでもない。 再び川崎に託すのか、それとも大幅に組み替えるのか。勝率5割ライン死守を目指す秋山ホークスが、今季最初の岐路に立たされた。今のところ2番に戻った川崎も当たってきたので、1・2・4・5は調子が良いです
3番川崎をもう少し続けても良かったと思いますが、川崎が意識してるのかもしれませんね
調子が悪くなければ打順を気にしない外国人を3番に入れるのがいいのですが
そのアギーラも調子が良いとは言えません
外国人特有のスロースタートという事でしょうか!?
変化球を見送り、ストレートしか振っていない印象です
日本の野球に慣れてもらう為にもまだ起用して欲しいですね
柴原の不調もあり6番も流動的で、調子を見極めて若手を使っていくのも手かと思います
厳しい状況ではありますが、松田の怪我以外は予想出来た範囲です
もう少し我慢して見ていこうと思います