完全復活に“初勝利”まで転がり込んだ。左ひじ内側側副靱帯(じんたい)の再建手術から復帰した神内が2度目のオープン戦登板。「だいぶん慣れてきて今日は普通に投げられました」。1イニングを3人で打ち取り、待望される左の中継ぎエースに大きく前進した。

 7回に2番手として登板。いきなり強打者の新井を代打で迎えた。「打たれることもあるだろうけど、自分の力を試せる良い機会だと思った」。直球を軸にカウント2-2と追い込むと、最後はチェンジアップ。「甘く入ってしまいましたけどね」と頭をかいたが、きっちり遊飛に仕留めた。

 その後も平野、代打浅井を内野ゴロに抑え、553日ぶりの1軍マウンドだった21日の中日戦に続く3人切り。最速139キロをマークした直球にキレも戻った。「投げられれば力があるのは分かっている」。高山投手コーチの信頼も厚く、開幕1軍が濃厚となった。

 この日の対戦打者は右、左、右と続いた。左右を気にせず1イニングを任せられることをあらためて証明。秋山監督は「(打者の)左右に関係なく、ちゃんとできている」。神内自身も「右が嫌というのはない」ときっぱり言い切った。

 近年、優勝するチームには左の中継ぎエースが不可欠。現在1軍の篠原、三瀬らとその重責を担う。「ファームとは違い、ここで投げる以上は(チームの)力になれないと意味がない」。昨季公式戦登板ゼロの左腕が、ホークス躍進のカギを握る。
以前にも書きましたが、ホークスにとっては大きな戦力となる神内です
ストレートの球速がまだ物足りない感じですが、キレが良ければ問題ないですね
怪我からの復活なので投げ込みが足りないかもしれないので
あまり無茶させずに徐々に調子を上げていって欲しいですね