「馬原不在」のリスクを回避! 高山郁夫投手コーチ(46)が27日、オープン戦で“守護神テスト”を実施することを明かした。「(抑えを)誰ができるか、いろいろ試していかないと」。12球団最多の24試合を生かし、適性を探る方針だ。

 通算100セーブを誇る馬原が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチーム離脱。「毎日でも電話したいが、日本代表に集中させないとね」。再合流が開幕直前となる可能性もあり、高山コーチは“リスク管理”に着手する。

 最有力候補は新外国人ファルケンボーグだ。寝違えなどもあり、2度も紅白戦の登板を回避したが、最速157キロの快速球は魅力的。「オープン戦は早い段階で投げさせる」と高山コーチ。早ければ3月4日の楽天戦からテストを開始する。

 馬原が右肩炎症で出遅れた昨季は、抑え不在に苦しんだ。「馬原が万全でないケースも考慮しないと。必ずいるという前提だと、去年のように大変になる」。高山コーチが指摘するように、昨季中盤に復帰した馬原も、本来の球威を完全に取り戻したわけではない。

 抑え5年目の馬原について、高山コーチは「やはり“勤続疲労”もあるだろう」と気遣う。抑えは技術面だけでなく、精神面のタフさも問われる難しいポジション。助っ人右腕だけではなく、柳瀬やルーキー金なども含めて、開幕直前までテストを繰り返すことになりそうだ。 
去年も何人かの投手が最後を任されましたが、結局固定できず、何試合かは落としました
勤続疲労となれば、今年も多投すれば馬原が離脱する可能性もあるので
今から有事に備えるのは当然ですね
ファルケンボーグがすんなり収まってくれればいいのですが・・・