度肝を抜く130メートル復活弾だ。福岡ソフトバンクの多村仁外野手(31)が最終第6クール初日の23日、紅白戦でバックスクリーン左に春1号。「3番中堅」の最右翼は開幕をにらみ、確実に上昇カーブを描いている。 先頭で迎えた4回の第2打席。小椋の直球に少し差し込まれながらも強引に振り抜いた。角度のついた打球は高々と上がり、122メートルの中堅フェンスを軽々と越えていった。 秋山監督も「よかったねえ。真介(小椋)の真っすぐをあそこまで持っていくんだから、いい状態なんだろう」とたたえた。それでも、多村は冷静だ。「狙い球をチェンジアップに7割方絞っていた中で、真っすぐに対応できたのは収穫です」と淡々と振り返った。 「3番」争奪戦を激化させる一発だ。4年目の松田が猛アピール中だが、現時点でオーダーは固まっていない。「多村の3番? 足の状態がよかったり、調子がよければじゃないの」。秋山監督は明言を避けたが、過去2年、主に3番で起用されている多村が有力候補なのは間違いない。 オリックスの依田スコアラーも「センター方向にあれだけ大きな当たり。順調にきているということでしょう」。開幕オーダーを頭に描き、警戒ランプを点灯させた。 下半身の張りで一時ペースダウンしながら、2日前の紅白戦初安打も右中間フェンス直撃の二塁打。「いい感じできていますよ」。プロ15年生は確かな手応えをつかんでいる。怪我さえ無ければ十分に実力を発揮してくれるのは間違いないのですが
今年もキャンプでプチリタイアしてますからね・・・
外野の層が厚いといっても多村には出てもらわないと
攻撃面で大きなマイナスになりますからね