秋山2世が最速スタート! 福岡ソフトバンクのドラフト2位、立岡宗一郎内野手(18=鎮西高)が新人合同自主トレ初日の9日、並外れた身体能力の高さを見せつけた。3時間にわたる練習の最後に行われた100メートル×往復10本のインターバル走で大学・社会人出身選手もぶっちぎる独走劇。目標とするキャンプA組スタートに向けて「飛ばしすぎと思われるぐらい頑張りたい」と早くも全開宣言が飛び出した。

■一瞬でけ散らす

 海からの強風も、同期のライバルも一瞬にしてけ散らした。博多湾をバックにした新人合同自主トレ名物のインターバル走。回数を重ねるごとに立岡のスピードが群を抜いた。「陸上で短距離をやっていたし、あのぐらいなら」。クールに振り返る立岡の視線に対岸のヤフードームが写った。

 春季キャンプA組スタートへの決意が立岡を突き動かしていた。「キャンプから1軍にいられるよう、飛ばしすぎと思われるぐらい頑張りたい」。アップからキャッチボール、ノックを経て、最後は屋外で100メートル往復10本のインターバル走。新人選手12人が一斉に競走した。スタートから独走する立岡の走りに26歳社会人出身の摂津は「立岡は速くて違っていた」。同じ高卒の怜王も「2本目からスピードが上がりついていけなかった」と舌を巻いた。

 「(新人合同)自主トレ中に100%の全力疾走とスイングができるようにしておきたい」。現状については「走る方はまだ半分程度」と控えめ。それでも他を圧倒する走力は「秋山2世」の呼び名に恥じない群を抜いた身体能力の高さの表れだ。

■夜間にスイング

 スイングについては「夜間トレ」で克服する。新人合同自主トレ初日はバットを使ったメニューがなく消化不良気味。「寮のミラールームや練習後の室内練習場で振っていきたい。夜も振ります」と空き時間を見つけては素振りを繰り返す。この日、2年連続セ・リーグ本塁打王の横浜村田モデルを1センチ長くした“立岡モデル”のバットも西戸崎寮に2本届いた。

 キャッチボールでは巽と組み「伸びるボールはビックリした。抜いた変化球もスピンがかかってすごかった」と目を白黒させた。初日ということで多くの報道陣が駆けつけたが、「見られながらの練習で疲れました」と高校生らしい一面ものぞかせた。

 この日から、プロ人生をつづる日記をスタートさせた。「練習メニューや体調、食べたものなども書いておこうと思います」と真新しいノートにはプロの第一歩が刻まれた。「練習はきつかったけど、また明日から頑張ります」。最速スタートを切った「秋山2世」の歴史が始まる。
久しぶりのホークスネタです(笑)
今年の高卒ナンバー1野手の呼び声高い立岡ですが
その前評判どおりの身体能力の高さを見せてくれました
これから、練習もきつくなった時にどうなるかわかりませんが
秋山2世の立岡には期待も注目を集まっています
高卒A組スタート、開幕1軍はあるのでしょうか!?