今度は「食」だ! 福岡ソフトバンクの和田毅投手(27)が25日、球団に若手の食事改善を訴えた。この日、福岡市中央区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円増の年俸2億3000万円で一発サイン。今オフは主力選手から球団にチーム強化の提言が相次いでいるが、和田は若手の食生活の問題を重視。約1時間の契約更改交渉の大部分を割いて、球団に協力を要請した。 伸び盛りの若手にクリスマスの贈り物だ。主力から球団に対し、チーム強化の提言が相次いだ今オフの契約更改。「本当は本人の自己管理でしょうが…」。そう断った上で、安定感抜群の左腕は若手の食生活改善のアシスト役を買ってでた。 約1時間の交渉の大半を割いての提言。きっかけはある若手選手の夜食だった。ナイター後のトレーニングを終えて、口にしたのは球場のおにぎり2個だけ。「食事の心配をせずに、野球に集中させてあげたい」。和田は思いを強くした。 「ナイター後の練習を済ますと、午後11時を過ぎる。そうなると、開いている店を探すのも難しくなる。今は育成枠も増えて、寮を出ざるをえない選手もいる」。そこで球団に対し、寮と同様の食事を球場で提供することなどを提言した。 和田の言葉に、角田雅司球団代表(56)も協力を約束した。「プロ野球選手の食生活は大事。きちんとした食の環境づくりは検討に値する」。この日も(1)球場内で予約制の食事を提供(2)球団と特定の店が提携する-などの案が飛び出した。 和田本人も早大時代から食事を重視。登板前は炭水化物の摂取を計画的に増やし、自宅近くの料理屋で“和田スペシャル”の食事を開発。板前さんと栄養面の相談もして体調管理に努めた。その結果がプロ6年間での通算70勝につながった。 「自分も食事はすごく大変だったけど、適当に腹を満たすのは…。食事は大事だし、(球団の協力が)チームにプラスになると思う」。和田らと同様に、ナイター後に練習する若手も増えた。食事の質の向上 が、その成果を倍加させる可能性もありそうだ。プロ選手の資本は体です
その体を作っているのが日々の食事と練習です
結婚してる選手は奥さんに頑張ってもらっていますが、一人暮らしの選手は難しいでしょうね
そういう意味では和田の提案は大きな意味を持つと思います