常勝復活を目指す福岡ソフトバンクの小久保裕紀内野手(37)が「月イチ決起集会」の開催を提案した。24日、ヤフードーム内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の3億円プラス出来高で更改。4年契約の3年目ということもあり金銭面の話はせず、交渉は決意表明の場となった。来季は10年ぶりに主将制度が復活する方針で、小久保はその最有力候補。「最前線で引っ張る」と宣言したベテランは、月に1回程度の食事会を開き、選手同士が本音で語る場を設ける考えを明かした。 ■主力クラス了承 V奪回への道に対話は欠かせない。チーム再建の先頭に立つ覚悟を固めた小久保が「月例会」の開催を提案した。契約交渉の席では、球団に「もう一度、一番前でチームを引っ張る」と宣言。その具体的な策として温めているプランが、月に1回程度の食事会だ。 「普段メシに行くとなると、かわいがっている選手や話しやすい選手がどうしても多くなる。状態がいい時はそれでいいけど、来年は違った選手にも声をかけたい。1カ月に1回くらいは食事会でもやりたいね」 すでに11月末の選手会納会の際に、主力の選手数人には「そういうときは日程を空けてほしい」と話し、了承を得た。若手に限らず、中堅やベテランも交えての定期的な決起集会。ざっくばらんな雰囲気を演出して「強くなるための議論は大いに必要」と、自らが音頭を取ることを決めた。 ■16年目へ「決意」 ホークスに復帰して2年で3位、最下位。巨人時代は古巣に「全員の向いてる方向が同じで、強いチーム」との印象を抱いていたが、実際にはかつての常勝時代と温度差があった。当時とは選手の気質も変わった。こうした背景を踏まえた上での決断でもある。 「この間のシンポジウムで、高谷やヒデ(高橋秀)が高校生に教えるのを見て、いろいろ考えてやっているんだなと感じた。俺や(松中)信彦がいることで普段は言いにくい部分があるかもしれないけど、発言しやすい場をつくってやるのも大事じゃないか、と」 もちろん、先頭に立つからには結果を残す。今季は左手首の手術明けで出遅れたばかりか、9月には左かかとの打撲で離脱。規定打席には届かず打率・253、20本塁打に終わった。「ここ数年で一番物足りないシーズン。大失速の責任を感じている」と真摯(しんし)に受け止めた。 「自分自身が言うことで甘えがなくなるし、自分にプレッシャーを与えることにもなる。6位という現実を見つめて、結果にこだわってやっていく」。立ち位置を最前線に戻して臨む16年目。横たわる課題は月例会で解決しながら、悲願の頂点を目指す。複数年なので、契約の方はあっさりと終了したみたいですが
一度ホークスを出た身でもあり、遠慮していた部分もあると思います
来季は主将として先頭でホークスを引っ張っていってもらって
チーム内の雰囲気などを良い方向に持っていって欲しいですね
ここ数年、選手が楽しく野球をやってる感じがありませんでした
王監督の胴上げというものが使命感のようになった事でそうなったのではないかと思います
来季は秋山監督となり、雰囲気を変えるチャンスでもあるので
月例会でチーム内のひずみが無くなればいいですね