ムネりんが「秋山二世」に余裕のエールだ。川崎宗則内野手(27)が11日、ドラフト2位の立岡宗一郎内野手(18=鎮西高)に「ショートのススメ」を説いた。高校時代は外野手でならした立岡だが、球団は「大型遊撃手」として育成の方針。遊撃のレギュラーを務める川崎も「ショートをやればどこでもできる」と未来のライバルにげきを飛ばした。

■背番号7「すごい」

 アントニオ猪木ばりの熱血エールがさく裂した。川崎は遊撃手としての育成が計画されている立岡について「ショートをやればどこでもできる」と断言。未来のライバルとなる「秋山二世」に自らの姿を重ねた。

 2003年から川崎が君臨するショートの鉄板エリアにまた新たな若者が飛び込む。立岡は自らと同じ九州生まれ、九州育ちの高卒ルーキー。「背番号7ってすごいね。夢を持ってやってほしい」。将来のライバルとなりうる逸材にも余裕のエールを送った。

 弟子入りも大歓迎の姿勢だ。自らの入団当初を「なかなか(先輩に)話は聞きにいけなかったね」と振り返りながら、ウエルカムの看板は掲げている。「自分が気を遣うことはないけど、聞きに来れば教えるよ。来る者拒まずだから」と育成に一役買う懐の深さも示した。

■エース級と腕試し

 川崎自身、27歳とこれから脂が乗ってくる年齢でもある。世代交代を心配する時ではないが、順調なら2010年中に国内フリーエージェント(FA)権を取得。3年後には海外FA権を取得する。決断の選択肢が多いことも予想されるだけに、ホークスにとっては後継者の育成は置き去りにできない。

 自らは来季に向けてエース打ちの重要性を説いた。「打者として良い投手と対戦するのは技術を上げる大チャンス。凡退しても収穫がありますから」。日本代表入りが有力な来年3月のワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)の合宿ではエース級との腕試しができそうだ。

 この日、福岡市の西鉄福岡(天神)駅で一日駅長。その後は北九州市八幡東区でトークショーと多忙な一日を送った。同駅のプラットホームでは「出発進行」の発車合図。2009年の「宗リン号」からも目が離せない。
高卒ナンバー1野手と言われている立岡ですが、実際プロでどうなるかはわかりません
でも、川崎という素晴らしい先輩がいるので、追いつけ追い越せで頑張って欲しいです
川崎も元気な後輩が出てくる事で成長すると思います
1年でも早く、川崎を脅かす存在になって欲しいですね