1982年3月12日、神奈川県生まれの26歳

1メートル82、85キロ 捕手 右投げ右打ち

一言で言えば、強肩・強打の大型捕手といった感じです

武相高校時代は今と違いショートを守っていました

この頃から注目を浴びていましたが、ドラフト指名されず・・・

横浜商科大時代に内野手から捕手へと転向しますが

ここでも「座ったまま二塁に送球」出来る捕手として注目を集めます

4年の時に日米大学野球代表に選出されるまでになりますが、ここでも指名されず・・・

卒業後、社会人屈指の日産自動車へ入社するも入社2年で退社し、四国ILの香川に入団

四国アイランドリーグの5月の月間MVPに選ばれるなど、06年は打率3割2分7厘11本塁打で

首位打者・本塁打王の二冠を獲得し、捕手としてもチームを牽引し、年間MVPにも選ばれました

本塁打争いは2位の8本と3本差ですが、この年は途中入団で10数試合少ない中で

この結果を残し、再びドラフト候補に挙がりますが、ここでも指名されず・・・

さらに07年も引き続き主力の捕手としてチームを支え、前後期と年間チャンピオンシップを獲得

さらに独立リーグのグランドチャンピオンシップの優勝にも貢献します

個人タイトル獲れませんでしたが、打率と本塁打はリーグ2位、打点は3位という成績を残し

リーグの後期シーズンMVPとグランドチャンピオンシップのMVPに選ばれます

それでも指名候補として名前が挙がりながら、ドラフト指名を受けることは出来ませんでした

そして今年の初めオーストラリアのアマチュアリーグに、チームメイトの塚本浩二とともに派遣されます

2ヶ月間の予定だったのですが、派遣中の堂上をボストン・レッドソックスのスカウトが評価し

獲得の意思を示してアイランドリーグ側と交渉に入ったので予定を切り上げて2月に帰国

その後、5月にボストンの地元紙に「移籍に必要なビザが取得できなかったため

今シーズンの移籍はないであろう」との記事が掲載され、日本でも報道されました

その後ホークスが育成選手としてドラフトで指名し、晴れてプロ野球の門を叩く事となりました

大学から捕手への転向という事もあり、まだまだ荒削りな部分も多く

逆に小さくまとまった形になってしまい強肩も活かせていない状態です

バッティングの方は力任せな形ではなく、右にも打てるのですが

手元まで呼び込みすぎるので、思いっきり引っ張るタイプでは無く

当たれば飛ぶのですが、長距離タイプではないような気がします

それでも、3年間捕手として独立リーグを経験したのは本人にもプラスになっていると思います

猪本と2人、育成からの巻き返しを期待したいです

 年度   試合  打数  安打 本塁打  打点 盗塁  打率
2006  73 245  80  11  45  6 .327 
2007  89 298  96   7  50 10 .322 
2008  78 262  76   5  44  5 .290 
通算成績 240 805 252  23 139 21 .313