■そろって20万円減

 チーム再建には若手の台頭が欠かせない。12年ぶりの最下位に沈んだホークスが、ファームの選手にもはっきりと厳しい姿勢を打ち出した。この日は7選手が契約更改交渉に臨み、全員がサイン。1軍実績のない6選手はすべて減俸となった。

 いずれも「納得してのサインです」と話したものの、ある選手は「ビックリしました」と正直に打ち明けた。減俸となった6人は育成選手の山田を含め、すべて高卒1-3年目。1年目を終えたばかりの中村、藤井も低年俸ながらそろって20万円のダウンだった。

 これまでは1軍実績がなくても期待を込めての「現状維持」も多かった。“厳冬”となった狙いを、交渉に当たった福地ファームディレクターは「プロは上(1軍)でやってなんぼの世界。刺激を持ってやってもらわないと」と説明する。

 3年目の大田原、2年目の福田は、春のキャンプでA組に呼ばれながらチャンスをつかめなかった。ほかにも、首脳陣に期待されながら2軍生活を抜け出せなかった選手がいる。V奪回には若手の台頭が不可欠で、こうした「低迷組」の危機感をあおる意味も込めてのダウン更改となった。

■2軍Vも関係ない

 さらに福地ディレクターは「チームが優勝していても同じ(提示)になっただろう」と明言。優勝しても、1軍に呼ばれなければ貢献していないのと同じ。ファームは今季、24年ぶりにウエスタン・リーグで優勝し、日本選手権も制した。それでも「ファームが居心地のいい空間ではいけない」として、査定はあくまでも1軍の成績が対象となることを強調した。

 11月29日に始まった契約更改交渉は、初日の多村の2000万円減をはじめ、この日までの8人のうち7人がダウン。寒風が吹き荒れる中、2軍を中心に若手との交渉を担当する福地ディレクターは「これを良薬にしてほしい」と期待を込めた。
今年は本当に厳しいものになりそうですね
2軍の選手のVボーナスも無しで、1軍経験が無いとマイナス査定・・・
今まで期待料でプラスになったり、現状維持だった高卒の若手には厳しい結果となりました
しかし、ディレクターの言うように上でやってなんぼの世界ですからね
2軍でどんなに成績を残しても通算成績にはカウントされませんし・・・
ぬるま湯につかっていたかもしれない2軍の選手には良い刺激になるかもしれません

ちなみにこの日の更改は大田原・山田・福田・藤井・李・中村が20万ダウンで
吉川が160万アップという事みたいです