■軟式球放った

 斉藤が久々の本拠地マウンドを踏み締めた。スピードガンコンテストで司会者からお手本にと、求められ軟式球を軽く放った。実戦でヤフードームのマウンドに上がったのは2007年7月24日のロッテ戦が最後。「きょうは上がったうちに入りませんよ」。そう笑い飛ばしたが、来年4月3日の開幕戦でここに立つという気持ちをさらに強くした。

 完全復活へのステップとして12月中の投球練習再開を決めた。「それぐらいに(ブルペンに)入れれば一番いい」と照準を定める。さらに春季キャンプ初日、来年2月1日のブルペン入りも「そこを目標にやっていく」と言い切った。

 高山投手コーチは「カズミは特別。みんなを引っ張ってほしい」と、右肩の状態にかかわらず、春季キャンプはA組で調整させる考えを示している。だが、本人は「そう言ってもらえるのはありがたい。でも、でけへん選手をA組にというのは」と、きちんと投げられる状態でキャンプインし、開幕投手争いに加わる意気込みを示した。

 1月に右肩腱(けん)板の修復手術を受けた今季は米国アリゾナ州でリハビリに専念し、ルーキーイヤーだった1996年以来の1軍登板なしに終わった。来季へ向け、当初は秋季キャンプ中のブルペン投球を目指していたが、右肩の回復ペースが上がらず先延ばしに。「あくまで肩と相談しながらやっていきたい」と、焦る気持ちを抑えながらも、前向きに復活プランを立てている。

 この日は「早く治って投げられるように頑張ります」とトークショーで宣言。24日のファン感謝の集いでは、チームを代表してあいさつし、秋山新監督の下で再出発する決意を披露する。 
現段階でキャッチボールしか出来ない状況で来年の開幕から投げられるのか分かりませんが
焦らず、まずはしっかり投げれる状態に戻して欲しいですね
中途半端でまた再発では意味がないですからね