早くも悲鳴、地獄の秋! 福岡ソフトバンクの松田宣浩内野手(25)が28日、今秋キャンプの“リタイア”第1号となった。宮崎秋季キャンプ2日目、守備練習中に右足首の違和感を訴え練習を切り上げ。小斉祐輔外野手(25)も足がつって打撃練習を一時中断した。秋山幸二監督(46)は「みんなよく動いているよ」と過酷なメニューの“効果”に不敵な笑みだ。 宮崎の日も暮れかけた午後4時、野手全員で行う強化ランニングの場に松田の姿はなかった。右足首の痛みを訴えたのは午後の守備練習中。サブグラウンドに足を運んだ秋山監督は離脱の瞬間に居合わせ「そろそろマシン打撃っていうから見に来たんだけどな。リタイアか? 」と値踏みするような視線を向けた。松田は予定されていたマシン打撃以降のメニューを回避。室内練習場で左手一本のティー打撃は行ったが、アイシング処置を受け、球場を後にした。 元来、ケガとは縁遠い。今季は急性胃腸炎で2試合欠場したが、残り142試合は三塁でスタメン出場。1年目の2006年6月、2軍遠征中に打球を受け鼻骨骨折したことはあったが、治らないうちにフェースガードを付け練習に戻った。今年7月も岩隈の球を右ひじに受け交代した翌日に本塁打を放ち、王前監督から「アイツは頑丈だけが取りえだから」と称賛? されたほど。そんな男が訴えた異変だった。 メーン球場では小斉も一時的に練習を中断していた。連続ティー打撃中に最初は左ふくらはぎ、次に右太ももがつった。「つりそうな感じだったけど続けたらつった。少し休んだら大丈夫でした」とすぐに復帰し、遅れて強化ランニングに参加。夏場の雁の巣球場で経験はあっても、秋に足がつって「疲れてるんですかねえ」と苦笑いだ。 練習時間は午前10時から午後5時までが基本。B組が福岡居残りのためA組が2つの球場、内野が4面とれるサブグラウンド、多目的グラウンドを独占でき、待ち時間も少ない。直前の秋季練習が計7日間。フェニックス・リーグに参加した選手も多い。メニューの強化もあり、キャンプ2日目とはいえ「2日目」とは思えない過酷さだ。 右ひざに疲労が蓄積している川崎は初日の強化ランニングから200メートル走を回避している。その川崎にしても、松田と2人で行うはずだったマシン打撃は「守備でヘロヘロになった後でやれ」と、立花打撃コーチから指示が出ていたという。 「やらなきゃいけない選手。まだまだ完ぺきじゃないんだから」。松田の成長を望む秋山監督は「休んだ分は(宿舎で)ウエートでもやっているだろ。明日(29日)? 本人も大丈夫と言っているしね」と松田の意志を“尊重”する考えだ。移動バスに乗り込む松田は「明日は大丈夫です」と言い切った。まだ2日目。鍛錬の秋には先がある。今年レギュラーで唯一怪我で欠場しなかった松田ですが
その松田がリタイア1号となりました
それだけ厳しい練習だという事かもしれませんが
シーズンから休みなしできていたので、その分のツケが出たのかもしれませんね
今日は大丈夫だという事なので、また厳しい練習が待っているとは思いますが
大きな怪我をしない程度に体をいじめて欲しいですね